なんで老母の用事はめんどくさく感じるのか?


今日、久々に目から鱗話を聞いた。

 
サイエンス・ライターさんという人と話をしている最中、アタシはある疑問を

口にしたのだ。



 

「同じような用事でも、我が子に頼まれた用事は比較的、軽快な感じで、
そんなに苦に思わずにやれるのに、なんで母に頼まれる用事はこんなに
めんどうに感じるんでしょう?

 

もう、最初に『めんどくさ!やりたくねー!なんで、アタシが!?』
みたいになっちゃうんですよね。
これって、どういう心理なんでしょうか?」

 
そうしたら、そのサイエンスライターさんはこう即答されたのだ。
 

「それはね、りんこさん。人間にはそういうプログラムがないからよ。
 

親なんて、ほんのちょっと前までは一番下の子が15歳になるかならないか
くらいで、みんな死んでたわけよ。

 

親の用事をやってあげようったって、その親は自らが用事を果たせなく
なった段階で全員、死んでたってこと。
子どもがやる必要もなかったのよね。
 

生きてる人はよほど丈夫な人で、子どもに頼ることもなく、
ポックリだったんじゃないかしら?
 

子どもが親の用事をあれこれやらなくちゃいけなくなったのは
本当に最近で、それも我が国だけの特殊なことだと思うわよ。

 
つまり、DNAに元々、組み込まれてないことをやらなくちゃいけない
ということはものすごい苦痛を呼ぶものだと考えられるわけ。

 
だから、我が子のめんどうは、いつまで経っても、みられるけれども

親のめんどうをみるってことを体と心が拒否するのは仕方ないと思うわ。

 
元々、プログラムされてないことを理性の力だけでやろうとしているんだから

逆にすごいと思うね」

 

うぉーーー!!!???

 

それだったか!!??

 

「うふ♪プレゼント!」と言いながら、水道料金の請求書をくれる
ひとり暮らしの娘。

 

「これ、買っちゃったから払っといて!」と言いながら
よくわかんない健康食品の請求書をくれる老母。

 

娘には「ったく、何に使ってお金がないかね〜?」って言いながらも
水が止まっては一大事とすぐにコンビニに駆けつけるアタシだが

 

健康食品の請求書かぁ・・・とうんざりしている。

 

そうだよ、昭和22年までは日本人の平均寿命は50歳なんだよ。

女性は末子を産み終わると同時に役目を終えて、天に召されていたんだよな。

 

老母のとめどなく出てくる小さな用事にうんざりすることに罪悪感を感じていた

アタシだが、そっか、元々プログラミングされてないなら仕方ない。

 

それをも乗り越えて、どうにかでもやり遂げるアタシはものすごく偉い子の

ような気がしてきた。
 
 
 
 
 
 

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