終末思想に覆われるアタシ(後編)
先ほど、友人から「最近、落ち込んでいる」との知らせが来た。
それを別の友人に言ったら、その彼女も「実は手術して、ステージ4で」という話を
写真で見る限り、メチャ、イケメンなんである。
生きていて欲しかったし、会いたかった。
それと同時に目標を見つけてしまった。
2020年東京オリンピック、そういうものもあることだし
空いた部屋を使って「民泊」をすることにしよう。
いろんな国の人と交流してみたい。
ということはジェスチャー力に磨きをかけねば!(←英語を勉強したいとは
思わないところがアタシよね〜〜)
その友人の仲間が病に倒れ、アッという間に幼い子を残して旅立ったという。
打ち明けられたというのだ。
アタシの友人と言っても、アタシよりも随分若いんだが、40代の半ば頃ってそういう
時期があって、バタバタと訃報を聞くという「月」がある。
アタシのときもそういう「月」があって、娘の通う小学校では校長先生が真面目に
お祓いをしたほどだ。
(余談だが、そのお祓い後、ピタリと不幸が止まった。お姑が言っていたんだが
太平洋戦争の時、村の青年の戦死の訃報が次々と入るので、たまらず年寄りが集まり、
村に祠を建てたそうだ。そうすると、あれ不思議、訃報がピタリと止まったという
逸話がある。もっと余談だが、その祠をもう少し早く建ててくれたら、ウチの
ひい爺ちゃんは
壮絶な戦死をしなくても良かったのに!と残念でならない。何故なら、ひい爺ちゃん、ひい爺ちゃんは
写真で見る限り、メチャ、イケメンなんである。
生きていて欲しかったし、会いたかった。
ともかく、そういうお祓い系をバカにしてはいけないんだってことだと理解している)
そんなこんなで、前編に書いたように「終末は来る」という当たり前のことを50代は
念頭に置かなければならない。
(80代(老母)が生きる気満々で、露ほどの終末思想がないのに、なんなんだ!とまず
怒りが湧いてくるが、それは置いておこう)
そこで、アルバム整理をした話はもう書いた。
とてもスッキリした。
アタシに孫が出来たとして、その孫が大きくなって、アタシの若いころの写真を見たいか?と問われたら、そんなもんに何の興味もなかろう。
アタシは自分が生きた証よりも、何もない空間を贈ってあげたい。
そうこうしている内に、家を出て行った(ちなみに我が家は都内にも十分通える距離にありますが、余程、家の空気が嫌だったんでしょう。子どもは二人とも20歳頃に出て行きやがりました”(-“”-)”)
子どもたちの部屋が手つかずだったので、それを着手することにしたのだ。
何故、今頃かと言えば、子どもの許可が下りなかったからだ。
家出したくせに、何年も「自分の部屋はそのままにしとけ!」という傍若無人ぶりを発揮していたのだ。
しっかし、終末思想になっているアタシなので、無視して、すべてに着手することに
したのである。
思い立ったら吉日。
とにかく「今日中」にスッキリしたいって思いにとらわれる。
ある日曜日の朝。
その気になったアタシはネットで検索して、適当に出て来た会社に連絡。
「見積もりをしてからやるかどうか決めてください」っていう会社の人を押切り
「今日、やっちゃって!」と言い張った。
「いや、今日だと、人員が私ひとりになるので、お2階からタンスなどを運び出すのはちょっと・・・」
アタシはいいことを思い付いた。
「ウチのダンナがアシスタントになりますから!」
それからだ。出るわ、出る!
「あのぉ〜?この不燃ごみたちもいいですか?」
「あのぉ〜?この大量の漫画本の山々もいいですか?」
「あのぉ〜?この大きな照明スタンドも?」
「物干しも?」
「ぬいぐるみたちも?」
ってことで、全部、押しつけ、トータル2万5千円。
(ちなみに机、椅子、整理ダンスの見積もり値段がこの価格)
お兄さん、メチャ感じの良い人で「いいですよ〜。全部、持って行きます!」って
即返だった。
お仕事丁寧だったし、何の文句もない。
便利屋さんを使うのは初めてだったので、不安があったんだが、杞憂だった。
ちなみに手つかずの「家具付きゴミ付き親の住居」の一切合切をお願いするとなると
トラック1台が6万円(人件費込み)になるんだそうだ。
先日やったお屋敷はトラック10台だったとかいう話だった。
それでも、全部、お任せして良いなら、ブラボーである。
親のもう一軒の残された家のことは気になるんであるが、こんな良いシステムがあるならば、心強い限りである。
りんこさん、断捨離されたんですね。重役さんが座るような立派な木の机、あれをお金をもらっていただけるなら、業者さんが笑顔になるのもわかるような気がしますが。
返信削除私はメンタル病んでるので、ダイエットも断捨離もしたくありません。でも最近、義母や兄と話して、ゴミ収集が私のすむ市は緩いのかなと思っています。私のすむ市は衣類を燃えるゴミにだせるのですが、義母や兄はできないって言うんですね。アルバムや縫いぐるみも燃えるゴミに出せます。照明スタンドは燃えないゴミに出せます。
あと私の住む団地を一歩でた車でほんの数分のところに、資源ゴミの業者さんがいて、24時間いつでも、段ボールや雑誌なども自由に捨てていいんです。うちは地方で家土地も広めなので、そういうものをこまめに捨てていると、断捨離しなくても、そんなに住み心地は悪くない。食器棚には親の代からの食器が詰まってますが、子供たちが独立するときに、自由に持って出ていきました。
だから首都圏でこんなに断捨離がブームなのも、住宅事情とゴミだし事情があるのだと思います。
あの机と椅子は廃棄処分なんですって。
削除リサイクルに回すのか?って聞いたら、これは無理ですね〜って
言われました。需要と供給の問題ですかね〜。
そっか、介護も保育園も首都圏だけの問題という声を聞きますが
断捨離もそうですか〜。
都会は住みにくいのかもしれないですね〜。
自分のものは、自分で見切りつけられるんですが、子供のものって難しいですよね。プロに頼むっていうのは、良い手ですね! 私は断捨離すると、これヤフオクで○○円で売れるんじゃないかとか、一つ一つ吟味しちゃって、ごみじゃなくて「もしかして売れるもの」袋が出るだけかも。 このりんこさんの断捨離で、あの30枚くらいあったという「勝負パンツ」の行方が気になる。アレ、手をつけなかったまますれられちゃったのかなー?
返信削除あはは、勝負しきれてないパンツ?
削除あれはそのまま、まだ取ってあるよ〜。勝負するかもしれないから(殴)
本当はヤフオクとかに出せばいいんだけど
アタシ、一瞬で片を付けたいタイプで、本当に生活力が
ないっす。
まきみきママちゃんが正解です!
私の住んでいるところでは、お年寄りなんかが亡くなると、ぜーんぶ、全て持ってってくれるサービスが有ります。それこそ玉石混交。(もちろんその前に金目の物はとっておくんでしょうが、、予め)友達が夫の死後、それを使って、素晴らしい家具も一切合切、一円も取らずにやってもらい、自分は大事なもの、スーツケースに詰めて、ベルリンで再スタートしました。ああいうのありですね。だけど、その後、すぐ病気になって、あっという間に亡くなってしまいました。片付けしてるうちに古いものに囲まれて死ぬよりは良かったと思ってます。
返信削除ドイツいいですよね〜。
削除なんか住みやすい気がします。
スーツケース一個で死ぬなんて、理想です。
初めまして。介護の本を読まさせていただき、このブログに辿り着きました。私はりんこさんより1歳下です。介護生活にやっと向き合い始めたところです。大変参考になり、これから頑張りたいと思ってます。話は少し変わりますが、昨年末に乳がんが見つかり、その時にちょっと断捨離しました。乳がんは早期発見でこちらもさっさと断捨離(全摘)したので、ほぼ治癒です。またブログを覗かせてもらいます。
返信削除介護本から辿ってくださりありがとうございます!
削除あの本の時のブログと変わったので、申し訳ないです
乳がんだったんですか。
辛かったですね。
このブログにも時々登場する山下弘子ちゃんのこころの
お姉ちゃんである日本テレビ記者の鈴木美穂ちゃん(24歳で
乳がん経験者)が中心となって作った「マギーズ東京」
最近、壁塗りが終わったんですが、もしよかったら
検索して、ご支援していただけるとありがたいです。
(お金ではなく、心を寄せてくださいって意味です)
経験者のお話が本当に有益な情報になると思うので
もしよかったら、発信してってくださいね。
全快で本当に良かったです!!
返信、ありがとうございます。
返信削除鈴木さん、お綺麗な方ですね。
ブログに『マギーズ東京』のっけときました。(~_~)/
おお!ご検索くださった上にありがとうございます!
削除弘子ちゃんもなんですが、美穂ちゃんもすっごいアグレッシブで
私が逆に力をもらっているような次第です。
ふたりとも「元取る」感がすごい(笑)人生、こうでなくちゃね!
VISIONさんも完治という素晴らしい事実は
悩める人、明日、悩むかもの人への勇気になりますよね。
是非是非、お辛かった分、元取ってくださいね(*^^)v