Vision & Work Hard  川渕三郎氏のお言葉


  本日、娘の大学の卒業式が執り行われました。

4年間、アッという間でしたね〜。
 
 
 


入学式のときは理事長が「金はいくらでも自分が持ってくるから、安心して学問を深めてほしい」って豪語なさっていて、会場爆笑っていう式典だったのを昨日のことのように

思い出します。
 
 
今日の卒業式もすごく良かったです。

ダンナも娘も「感動した」っていうくらいのはなむけの良いお話が聞けました。

 

それは川渕三郎元Jリーグチェアマンの祝辞だったのですが、川渕さん、人を惹きつける

能力はさすがだなぁって思いました。

人間味溢れるって言えばいいんですかね。
 
 

 

お話の概要は「VW」。

「フォルクスワーゲンではありません」ってまず笑いを取ってらっしゃいました。

 

VWVision & Work Hard って意味だそうです。

 

ノーベル賞を受賞された山中教授を例に出して、外科医になったものの、あまりの不器用さに30分で終わる手術も1時間越えとなり、自分には外科医は向かないと諦めたと。

 

そして、研究職に向かわれたようですが、何とか米国留学を成し遂げたいと40校ほどの

大学に申請したものの、すべてスルー。

たった一校だけ「土日も厭わず働くならば」という条件で引き受けてくださった大学で

研究活動をしてらしたそうです。

 

30歳のとき、そこの教授に「君が身を粉にして研究していることは私が一番よく知っているが、君のビジョンは何だい?」と聞かれ、答えに窮したそうです。

 

そこで「研究費がたくさんもらえるようになりたい」などという現実的な答えを出したところ、教授にこう諭されたのだそうです。

 

「それはビジョンとは言わない。ビジョンを達成するための手段だ」と。

山中教授はその時、深く反省し「そうだ、自分は難病の人たちの光になりたい」と

思って研究を始めたのではないか?という初心に立ち返ったといいます。

 

その後、うつ病にもかかられた山中教授ですが、ビジョンは忘れずに寝食は忘れて

研究に打ち込む姿がやがて大きな成果をもたらしたということのようです。

 

その話を引き合いに出しながら、川渕元チェアマンはご自分のことを語り始めます。

 

古川の社員だった川渕さんは51歳のときにリストラにあいます。

当然ながら、大きな挫折です。

 

川渕さんは「これからどうする?」と考えた挙句、自分のビジョンはなんなんだ?という

思いに至ったそうです。

 

「サッカーを国民的なスポーツにしたい」

「サッカーで地域振興もして、地域を盛り上げて行きたい」

 

何も土台がないところからの50代のスタートだったそうです。

 

川渕さんは学生たちに「ビジョン」を持つことの大切さと、持ったならば「全力で達成するために働け」と語りかけます。

 

そして、この冬、軽井沢でのバス転落事故で若い命を落としたこの大学の学生に対して、声を詰まらせながら、悲しみの気持ちを訴えておられました。

 

もう、卒業生たちも保護者たちも全員、涙、涙です。

 

川渕さんも涙、涙でこうおっしゃいました。

 

「亡くなった学生(実際には学生さんのお名まえを出しておられます)は常々、周りの方たちに『(専攻を極め)世の中の役に立つ仕事をしたい』と語っていたと聞きました。

卒業生の皆さんも是非、世の中の役に立つ人材となって活躍してほしい」

 

大学は何のために行くのか。

学びは何のためなのか。

 

明確だと思います。

 

また、アタシはこの祝辞を拝聴しながら思いました。

 

川渕さん、現在79歳。ビジョンを持ったのが51歳。

 

アタシもまだこれからやれること、やらなくちゃいけないこと、いっぱいあるよなぁって。

やっぱり、50代からが(子どもに責任がなくなる分)、自分の人生のビジョンを持って

人の役に立つような生き方が始まるんだなぁって。

 

もしかしたら、学生さんたちよりも保護者側の方がよりこころに響くお話になったのかもしれません。

 

子育ては生きている以上、これで責任がなくなったということはありませんが、末子の大学卒業の節目を迎え、こう思います。

 

子育て、本当に楽しかったです。

泣いたり、怒っている方が多かったような気もしますが、それでも、20代、30代、40代と旬な経験をさせてもらえて、本当に楽しかったです。

 

そして、これから、家族それぞれが、それぞれの思う道を全力で頑張っていこうと。

今日からがまた新たなスタートです。

 

 

 

 

コメント

  1. お嬢様のご卒業おめでとうございます❗
    ちゃんと4年で卒業して就職も決まるなんて羨ましいです!後輩として見習いたい…でも異質な後輩だからどうかなあ。
    大切に育てられていたということが伝わってきます。子育てに対するスタンスが私と全然違って、丁寧さが違うなあ、と。
    私は入学式も行けませんし、多分卒業式も…大切な節目は見たいのですけれど…素敵なお話も聞きたいです。
    バス事故は本当にショックでしたね。
    無事に生きていてくれたらそれでいいのかな。
    私もビジョンを持って生きていきたいです。生活に追われております。そして、娘にもそのビジョンってものを持ってもらいたいのですが、大学で見つけられるかなあ…
    私のことはバカにして参考にしてくれないですよ。
    いつも疲れた様子なので仕方ありませんけどね。

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    1. ももんがちゃん娘はうちらの高校からしたらスターじゃん!
      すごいところに決まったのに、何故、吹聴して威張らない?(笑)
      一生懸命働いて、生活させてくれている母をバカにする子はいないよ。
      もっと自信を持って!
      ももんがちゃんはとっても偉いと思います。
      お嬢さんは大丈夫。うちらの子どもはあの学校が育ててくれたから(笑)
      大学生活、楽しみね。おめでとう!!

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  2. お嬢様ご卒業おめでとうございます!
    お子様それぞれがしっかりとした考えを持たれて成長されている様子、これまでのブログから伝わってきます。
    希望を持って巣立つ姿に、感激もひとしおですね。

    この春ウチも、小、中と卒業し、それぞれ新生活が始まります。
    昨日、今日と卒業式。
    それぞれの門出に、私も子育ての区切りを感じているので、この記事読んで泣けてきました。
    本当に泣いたり、怒ったりも多い毎日ですが 10年後には、そんな日々も 懐かしく振り返ることができるのかな!?
    子育てに関われるのも、あと10年!?順調にいけばですが。末子が大学卒業するまでのこれからの10年、子供たちの日々の歩みを抱きしめてしっかり見守っていかなきゃな…と改めて思えました。

    子育てだけを生活の中心においており、自分の人生のビジョン!考えられていないです。
    このままでは、空の巣症候群へ一直線!
    子供に依存しすぎない自分自身の将来もゆっくり考えなきゃ…ですね。

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    1. じみーちゃん、えーーー!!!???
      もう上の子、高校生なの!?早いね〜!!
      おめでとう!!

      ウチの子は全然、しっかりはしてないので30歳までに
      どうにか成人してくれ!と願っているテイタラクなんだよ(泣)

      娘も「親はしばらく死なないで、今後ともアタシの金のめんどうをみるように」というありがたい卒業の言葉をくれました(笑)

      これでスッキリ子育て終了にはならないんだよね(泣)

      でも、同時におっしゃるように、子どもだけではない
      自分を確立していかないといけないって強く思っています。
      お互いがんばろうね。

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