学力偏差値よりもアモーレ偏差値


 なんかの記事で日本人は世界のどの国より圧倒的に

身体的接触を嫌がる国民とかいうのを読んだ。

 


濃厚に抱き合うということではなく、ハグにしても

知らない人とは抵抗感がすごいっていうことだったが

まあ、文化がそうだから、仕方ない面はあるよなぁとは思う。


こないだ、姑の様子を伺いに弾丸帰省をしたんだが

その別れ際に姑をちょっと抱きしめて、きつめにハグして

帰ってきた。

 

「ゼッテー倒れるなよっ!(あたしゃ、忙しいからね!)」と

いう思いをめっちゃ込めてのハグだったんだが

 

姑は「こんなことしたことないから」と笑っていた。

 

それ以前の何年か前、親戚のオジサンの通夜があり

弾丸帰省をした私は未亡人となったオバサンに

あまりに突然の出来事だったせいで、何て声をかけて

良いかわからずに、ハグをしながら、背中をただ

トントンしていた。

 

弾丸だったので、通夜終了後、速攻、引き返そうと

挨拶をしたら、オバサンが「もう一回いいかしら?

こういうの、してもらったことがないから・・・」と

リクエストしてきた。

 

ハグだけなのに、こんなちょっとのぬくもりでも

人を癒す効果があるんだなって実感した出来事になった。

 

鳥居りんこの私設講演後は必ず、ハグしてから解散って

ことにしているが、人肌程度のぬくもりで

パワーチャージが出来るならば、お安い御用である。

 

それでなんだよなぁ。

私は常々、学力偏差値を上げるよりも、日本人は

「アモーレ偏差値」を上げるべく

学校教育をしていくべきだと思っておる。

 

男女、あるいは同性同士でも良いけれども

相手がどうすれば嬉しくて、相手がどうすれば痛く、

嫌なのかを学校時代にこそ学ばせるのだ。

 

例えば、ペアダンスなんかは最高だと思う。

 

ジェンダー問題ということは出てしまうが

(ペアダンスは男性がリード役で女性はフォロワーなので

男女平等の視点からはずれるのだ)

 

男性は女性をどうリードすれば、女性が動きやすく

踊れるのかを常に考え続けなければいけないし

 

逆に女性もあまりに男性に頼り切っても、うまく踊れないし

もちろん自分勝手でも上手には踊れない。

 

男性、女性が互いに相手のことを思いやって

親切心満開状態で3分なら、3分の出会いを昇華させなければ

お互いに楽しくはならないのだ。

 

これは日本人の男性にはかなり難しいことのようで

 

強引に引っ張ってみたり、自分がこう行きたいからこうする!

みたいになりがちで、そうなると女性にとっては、

ダンスが苦行になってしまうので

女性から嫌われる人が高確率で出てきてしまう。

 

しかし逆に、そういう文化とたしなみを持っておられる方との

ペアダンスは別次元に楽しいものになるので

「格別な3分」になること請け合いなのだ。

 

目の前の相手がどのような動きをすれば、動きやすく

気持ち良いと感じるのかを勉強することは、

とても意義があることだと思う。

 

それは球を投げたら、気持ちよくその球をまた自分に

返してくれるということになり、結果、自分が

生きやすくなるのだ。

 

日本人はコミュニケーションが下手だとはよく言われる

ことであるが、本当に幼い内から、こういうペアワークを

義務付けて学習させることはこの不得手を超える特効薬に

なり得ると思うんだなぁ。

 

「相手が嫌がることはしない」→「こうすれば相手は

動きやすいし自分も楽だ」→「動きがスムースで無理が

ないので、お互いに楽しい」→「信頼度が増す」→

「円滑なコミュニケーション獲得」

 

これは何もダンスの3分間だけではなく、間違いなく

アモーレ偏差値を押し上げ、恋愛についても臆することなく

相手との心地よい時間を得ることが出来るだろう。

 

これは何よりも人生の自信になると考える。

 

私は男性は特に45歳以降から、体中から「イケてる」信号が

出ている人と「ショボい」人に分かれていくと感じているが

 

「イケてる」信号を出している人を観察するに

年収やらルックスということよりも、この年代に到達すると

人間の中身が溢れ出ているように思う。

 

それは即ち、目の前の相手をリスペクトしているか否かで

自分に余裕がないと全くそれはダメなので

 

つまり相手が男性・女性関係なく、こういう人は

「アモーレ偏差値」が高いなぁと感心している。

要は「女たらし」ではなく「人たらし」なのだ。

 

これにはある程度、訓練が必要なのだと思う次第。

現時点では日本人には難易度が高いので

努力した少数の人々が勝ち得ている「偏差値」であるが

 

これからの国際化社会に何の能力かを問うのであれば

是非、文科省は「アモーレ偏差値」をどう上げていくのかに

舵を切っていただきたい。

 

多分、これらで少子化問題も結構、かたが付くのではと

内心思っている。

 

 

 

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