この学校、ここがいいね! 浅野学園

                                                                20171120日訪問

 

 嗚呼、アタシの浅野。おんな心が全くわからない浅野。

アタシを落とした浅野(正確には落ちたのはウチの息子な!)。

♪憎い、恋しい、憎い、恋しい、巡り巡って今は恋しい

by八代亜紀と来るわね~(遠い目)。

でも、やっぱりアタシは永遠に浅野が好き
 
 
                                          ↑ 浅野さまの校舎の一部ザマス。  

 


こうして猿は大人になり、いい男に成長する

 

 このブログ読者は全員ご存知、超トップ校の浅野学園。

中学受験生にとっては「京浜工業地帯→浅野総一郎」って

連想ゲームが出来るくらいの常識ワードだけど

知らん人は知らんわな。

 

校名が人の苗字だし、光ってないから、そもそもお地味。

 

でもね~、あたしゃ、そこが最高に良かったんだよね~。

 

子どもが中学に入った後に、道で出会う近所のオバちゃん

たちにこう聞かれるわね?

 

「あら、お宅、受験したそうだけど、どちらに入られたの?」

 

そこでアタシはちょっと小首をかしげながら、こう言うの。

 

「う~ん、浅野ってとこなんだ~(知らないよね~?)」

 

オバちゃんたちは「聞かない名前だからお察しね」って

雰囲気を醸し出しながら、その場は解散よ。

 

その後、オバちゃんたちはネットで一応、検索してみると。

 

するってーと、どうよ!?

「ええーー!!??りんこの息子って、超頭良しじゃん!?」

 

って様を妄想し続けたのに、浅野はアタシを落としたの。

(いーじゃん!妄想くらい、自由にさせろや!)

 

それから、アッと言う間に16年。

 

この間、いろいろありました。

 

浅野はこんな学校よん


 

校長先生も詩人(6代)→超人(7代)→賢人(8代)→

と移り変わって参りまして(アタシは詩人超人世代)

 

そして、昨年、2020年の創立百周年に向けて

満を持して前田先生が第9代校長先生にご就任あそば

されたというわけだね(あ、ここは歴代、OBが校長ね)。

 

なんたってさ、賢人のとこに遊びに行った時によ

「先生、『イケメン先生図鑑』作るから、イケメン、

紹介して」っておねだりしたの。

 

そしたら「りんこさん、ごめんね。朝礼の時に

『という訳で我こそがイケメンだという先生は立候補して下さい』

って言ったんだけど、誰も立候補が出なくて…。

 

先生方、打越祭(文化祭)前で、すっごくお忙しいみたいで、

僕の話を聞いてくれなかったんだよ…」って、

 

わざわざお返事をくださったことがあんの。

 

(その後、りんこから逆指名《サッカー部顧問》を

かけて、図鑑は無事、完成♪)

 

もう、あたしゃ、爆笑しちゃって

何て言うのか、律儀で真面目で誠実で一生懸命。

例え、相手が下々(私)であろうが、最大限親身になってくれる、

私にとっては信頼度抜群の学校なんだよね、昔から。

 

これはね、歴代校長はじめ、出会ったすべての先生に感じる。

 

何だろう、とっても大きい、要はトトロの背中におんぶされている

ような安心感があるんだよね。

派手さは全くないけどね、そこがね

玄人受けするとこなんだな、浅野学園!

 

それでよ、昨年、ご就任された前田校長。

 

この先生は浅野関係者から「善人」と称される程の

素敵な先生でね、久しぶりにお会いしたけど

全然、変わってなくて、やっぱ「善人」だった(≧▽≦)

 

善人はね、こうおっしゃった。

 

「素晴らしい設備になったと褒めてくれるのはありがたいけど、

これ、先代校長の功績で、自分はまだ何もやってない(笑)」

 

前田先生、生徒の信頼度抜群なんだけど(後述するわ)

謙遜と徳が服着て歩いてるからね。

 

校風なんだろうな、すごい実績獲ってるのに

学校から「どや感」が全く匂って来ないんだよ。

 

生徒が望む進路に行けるようにしてるだけ」って感じ。

 

それでだよ、アタシが何しに行ったかと言えば

設備を一新したので、物見遊山に行って来たの。

 

いや~、みんな、一回、行ってみそ。

「浅野じゃないみた~い!?」だから。

 

広大な校庭はこじゃれた人工芝になりやがりまして(↓ これな)
 
 
 
 
 
 

図書館では(1Fはしゃべって良し。2Fはお静かスペース)

猿ども(低学年チュー坊)がゴロ寝して
 
 
          ↑ごろ寝体勢ですが、ちゃんとした授業中ですの♪ 

 

冷暖房完備のだだっ広い総合体育館が誕生し

温水プールあり~の、卓球場、アーチェリー場

ボクシング場、柔道場、剣道場、トレーニングルーム

完備だからね。
 
 
 
          ↑笑えるんだが、更衣室なんてもんはございませぬ
 

 

(ちなみに剣道は中2必須、柔道は高2必須のとこもポイント高し!

指導教員はなんと赤帯。

漢(おとこ)たるもの、武道を極めてナンボだろ!?)
 
 
          ↑ 高2 突き上げの最中だよ~ん

 

ええーーー!!?? おめ~、ホントにあの浅野!?

っていう感想が出ちゃうよね~。綺麗なんだもん。

 

アタシの愛したボコボコの下駄箱も一新されてた(+_+)

 

為すべき務めを為したる果てに

 

ここはさ、先生もOBも雰囲気は静かなんだけど

芯の部分で男気溢れる人が多くてね

 

理事会もそうで「え?老朽化してるから体育館、造り直したいって?

いいよ、先生方がいいように造れば?」って言って

 

ポーンと潤沢な資金を示して、後は、何一つ言ってこなかったんだって。

教育に関しては口を出さないって方針があるんだと。

 

(つまり、裏返せば、教師陣の力が強いってこともあるし

ここ、学年団で動くから、学年の教師陣の結束が固い)

 

いい男ってグチャグチャ言わないと思わない?

 

これは「浅野総一郎スピリッツ」とでも言うべき

ことらしく、何でも浅野総一郎もジアスターゼで有名な

高峰譲吉に表には出ずにお金だけ「ポン」って

資金援助をしてたんだって。

 

なんかね、アタシが思うに浅野には「黒子の美学

ってのがあるように感じる。

 

人がどう思うかとか、人から評価されたいってことより

遥かに「自分がどう振舞うことが、自分にとっても

結果、社会にとっても良いことなのか?」ってことの方に

価値があるっていう文化があるとしか思えんのよね。

 

だからかな? ここ、OB・先生方含め「俺が!俺が!」

ってタイプの人を見たことがない。

 

しかも、浅野はさ、昔から文武両道に賭ける思いが

すっごく強くて、部活引退も部にもよるけど

平気で高3だし、週6日部活動OKだし

 

消灯直前までボールを投げさせてた時代が懐かしい!」

 

(今はさすがにそんなことはないよ)って

大昔を振り返る爺(=現イケメン教頭。ちなみにりんこと同じ年な)が

出たりする学校なんだよね。



↑ せっかくだから、見せてあげる♪。この御仁がイケメン教頭。
      部屋中がこんな風に自習机になっている図書館2階
 

小見出しの「なすべき務めをなしたる果てに」っていうのは

校歌の3番の歌詞なんだけど、学校は生徒にもそうなんだけど

 

特に教師陣に対して「骨折ることを厭うな」(=労を惜しむな)

@初代校長 水崎先生のお言葉 を課している。

 

つまりね、浅野総一郎の考え方が「努力のプロセス」を

重視するってことみたいで、日々、なすべきことをなしたら

結果は付いてくるよねってことみたい。

 

この百年前の源泉から、今も沸々と温泉が湧き出てる感じ。

やっぱ、私学が私学であるが故はココなんだよなぁ…。

 

それでね、校長・教頭・教務部長の3トップが

がん首揃えて「部活制限してガンガン勉強やらせたら

もっと合格実績が伸びるかもだけど、

 

それじゃ人生、面白くないっしょ?」とおっしゃる。

 

(「もう、伸ばさなくても十分じゃね?」って言ったら

「旧帝大に行ってほしい(国の投資が半端ないから)」んだって。

 

ほれ、学校の空気が旧制中学らしいからね。

そんなん言われても、わかるかーーー!!??)

 

とにかく学校方針が「勉強・運動・行事」以上

(ホント、ぐちゃぐちゃ、言わないよね。もう男はこれだよ)

 

時代がどんなに変わろうとも、浅野はこれを生徒に失敗させながら、

とことんこだわって、最後までやらせるから、浅野なんだよなぁ。

 

ああ、やっぱ、好きや~!!

(入れてもらえなかったけど…。←我ながら生霊っぽくて怖い)

 

進学校の生態をウォッチングしてみた

 

 先生にさ「授業参観するザマス!」ってリクエストしたの。

 

ホレ、アタシ、ナマ母としては参観出来なかったという

悲しい過去があるじゃん? だから、やってみたかったの。

 

それで、先生は気を遣ったんだろうね、多分。

高校生のを見せても、多分、このオバサンには意味不明

だろうから、中学生、それも中1だったら、なんとか

イケんじゃね?って考えてくれたみたいで、

1を中心に見せてくれた。

 

おーほほほ!こないだまで小学生だった猿の授業なんて

楽勝っしょ!?って張り切って、見に行ったわよ。

 

結果・・・凄すぎて、歯が立たんかった(号泣)

 

英語の授業を見学したんだけど、速いんだよっ!!(;_:)

 

授業はね、例文を復習して、それをその場で暗記して

ペアでご披露。これが序盤で、その後、教科書に行って

スピーキングからのペアワーク。

後半は読解をして、表現を確認って授業スタイルなんだけど

 

ちょっとだけ、皆にも雰囲気を味わってもうらうならば、こんな感じ。

 

「はい、今から、例文を暗記してもらいます。

4題、何分必要? 3分でいい? (全員が「えー!?」との抗議)

え?じゃあ4分。はい、はじめ」

 

生徒、必死に各自で暗記しだす→4分終了。

 

「では、鈴木(仮名)、発表してみて」

 

What did you do last weekend ? I sat around the house.

I usually go for a jog in the evening, but it was snowing,

so I stayed at home.

 

ちなみに、これは4題の文章の内の1題なんだが

 

ええーーー!? まだ、英語をやり出して、夏休みを

除くと半年ちょっとしか経ってないのに、このレベルやってんの!?

ってことにアタシはまず、仰天した。

 

また、若いからなのか、賢いからなのか、教え方なのか

よくわかんないけど、暗記能力もすごくてさ、

 

オバちゃんは、もし自分が指名されたらどうしよう!?

ってドキドキしちゃったよ(とりあえず、アタシも

頑張ってはみたのだ!1行も覚えられなかったけど…)。

 

3で英検2級以上119名、準2133名、

3級以下14名(平成28年度)という実績を取らせる

授業は肉弾戦だよなぁ。

 

この子たち、浅野は帰国生が少ないから、

ほぼ全員がABCから始めたらしいよ~。

 

そんな中1に負けた。アンビリだよ・・・(涙)。

 

(なんかね、漢検ではそれ用のプリントがあるらしいけど

出来ないと何枚にも渡って10回書かされるから

生徒さんが教えてくれたけど「写経」って呼ばれてるんだって。

 

でも、生徒もツワモノでシャープペンを2本操って

器用に対抗するらしい。時間短縮だね(爆))

 

でもね、このミニミニ暗唱大会で、これが男子校の

良さなのかぁって感嘆したことがある。

 

ひとりの子が先生からご指名されたんだよね。

 

でも、多分、部外者(りんこ)がいたからだろうけど

実力を発揮できず、途中でつかえちゃったんだよね。

 

先生は「ギブ(アップ)?」って聞いてた。

 

彼は「ギブです!」って答えて、次の子にその権利を

譲ったんだけど、その場の空気は波打つこともなく

ごく自然に流れていったんだよね。

 

学校は授業の中でも生徒に思い切り失敗をさせようと

目一杯罠をしかけてくるけれど、生徒たちは尻込みせずに

むしろ生き生きとチャレンジして、堂々と失敗している。

 

でも、それが、全く恥ずかしいことではなく、

すべての学校生活の課題に対して、臆せず挑戦→失敗。

 

でも、その「出来なかった」という事実は

誰にも笑われず、怒られず、呆れられもせず、

実にサラッと流してくれるので、何事もなかったかの

ように、また挑戦するんだよね。

 

だって、みんながそうだから。

 

これ、やっぱ、すごい強みだよなぁって改めて思った。
 
 
 

         ↑ これは中1の社会科の授業。
         「怖い絵展」のレクチャーをした上で
         興味を持った生徒たちを実際に「怖い絵展」に
         連れて行くというもの。

         私が見学させてもらった時には、丁度、
         ホガースの「ビール街とジン横丁」の絵を解説中。

         生徒に推論させながら、18世紀のロンドンの貧民地区の
                        問題点を浮き彫りにさせていた。

         知識を持った上で、実物を見に行くという講義は本当に贅沢♥
 
 

 
今回ね、高2の生徒会所属のメンバーに集まってもらったんだけど

浅野のどんなとこがいいの?って聞いたら、

おもろいことを言っていた。

 

汚い話をのびのびと出来ることです(笑)

 

何でも、1学年265人もいるから、絶対、話が合う奴がいるし

そもそも無理して話す必要もないし

 

一言で言えば「浅野は気楽」なんだって。

 

浅野ってね、男児を男にして卒業させるのが上手いんだけど

(そりゃ、そうだ、百年も男子校やってんだからね)

 

教頭先生が教えてくれたけど「チュー坊3か条」っていう

「おふれ」があるんだって。

 

ひとつ、打撃を与えるな

ひとつ、背中から抱きつくな

ひとつ、折り重なるな

 

チュー坊って何だかよくわかんない生態を持つ生き物

なんだけど、とにかくスキンシップが好きらしい。

 

それが、どうにもトラブルの元になるらしく

「誰々がいきなり僕に」って発言になるから

現高2が中1の時から、この3か条が出来たらしい。 

 

で、先述の現高2たちに聞いたら、こう答えたから

爆笑した。要約しよう。

 

「中学生の時って、走るために走るっていうか

とりあえず、なんでもいいから走るんですよ。

おいかけっこをずっとやってるみたいな(笑)

 

10分休みなのに、2分走るために、早弁したり

 

それで、3階からサッカーやるために下(グラウンド)に

降りて、ギリギリで戻ってくる奴が出たんで

10分休みのサッカーが禁止になって(笑)

 

(注:先生に聞いたら「授業に間に合えばセーフだろ!?」

って態度で息切らして駆け込んでくるのは「ナシ!」

なんだって。浅野、授業、大事にしてるからね~)

 

『なんで走るか?』ですか? う~ん、なんでですかね?

 

3になると誰も走らなくなりますね、そう言えば…。

 

もし成長したポイントがあるとしたら、

ストレスコントロールが出来るようになったことかな?

って思います。

 

とにかく中1の時はイライラしてて、

なんか、それでストレスが溜まっていっちゃって

態度も悪かったと思います。

 

でも、高校生になる頃ですかね、イライラしてるのが

逆にめんどくさくなってきたんですよ。

 

何だろう?そんなことしているのが、バカらしく

なってきたっていう感じですかね?

 

それ位の時期から、人間関係の割切りがうまく

なってきたような気がします。

 

ここは先生方がヤンやヤンや言ってこないし

敷地もですけど、いろんな所が広くて、人の幅も広いし、

排他的なものがないし、広々過ごせるってことが

特徴だと思います。

 

いい意味で普通なんですよね。全部が均等で

バランスが取れているって言えると思います」

 

りんこオバちゃんには目の前で一生懸命答えてくれる

23人組が本当に可愛く見えたんだよなぁ。

 

そっか、君たち、ここで、大人になったんだね~。
 
 
      ↑ 高2の自画像がズラッと廊下に展示されていて圧巻です
 
 

 

スイッチが入る瞬間

 

 浅野は超が付くほどの進学校なので、高2までは

放牧しているんだが、高2の文化祭終了と同時に

学年で決起集会を開いて、全員でギアを入れ替えている。

 

先生が語るには、生徒には4パターンあって

 

1 中1からずっとおりこうさん

2 高校生になった時点で変わる集団

3 文理選択後(高2)で急に目覚める、何かが見えて来る集団

4 高3になって、ごぼう抜きに伸びて来る集団

 

で構成されているらしい。

 

それには、やはり部活の存在が大きいらしくて

引退と同時にギアを入れ直したり、

歴代の先輩を見て来たから、その心意気を譲り受けていたり

合格者掲示板を見て、無言の力を感じることが

スイッチ発動になるんだって。

 

校長先生が「見えないものが受け継げられている」って

おっしゃっていたけど、伝統って、きっとこういう事だよね。

 

でもさ、深海魚代表母のりんことしてはよ、

「そうは言っても、こぼれる集団っているやろ~?」って

学校トップ陣に喰い付いていたわけよ。

 

まあ、そりゃそうだよね。

浅野に合わない子だって、当然、いるだろうし

100%はどこの世界でも保証は出来ないのは当たり前だもん。

 

それでも、アタシは今回、成績ダメダメだった子でも

スイッチが入った途端に爆裂した子の例を沢山聞いたんだけど、

 

ここでは、アタシが大好きなER

(ドラマ「救命病棟24時」の見過ぎだな、アタシ)の

ドクターになっている「元深海魚」の青年の話をしてみたいと思う。

 

彼は現在28歳で一浪後、国立大学の医学部を出て、

ある大学病院のERのドクターとして奮闘中である。

 

彼は前田校長の学年主任時代の教え子に当たるわけだが

先生は先日、その彼の結婚式にお呼ばれしたらしく

本当に感慨深そうに彼の思い出話をして下さった。

 

「あの子はね~、ボールをそこらに転がしとくと

罠にかかるくらいボールが好きでね、教員たちはそれを

『〇トラップ(〇は彼の苗字)』って呼んでいたんだよ。

 

とにかくボールとバットが好きで、ミリオタ(軍事)

なとこもあってね、勉強はサッパリだったから

 

本当に医者になったって聞いたときには『嘘だろ!?』って

教員たちで言い合ったくらい、酷かった(笑)

 

何だろう、勉強が嫌いって言うよりも、趣味に多大な興味があって、

それで結果、勉強の時間がなかったんだろうな。

 

でも、いい奴でね、JRCっていうボランティア活動部が

あるんだけど、彼はそれに入っていてね

当時は介護施設に行ったり、ベルマーク集めたり

牛乳パックから和紙を作ったりみたいなことをやっていたね。

 

だから(人助けとしての)医者になる素養は

当時からあったんだろうな~。

 

いつ、スイッチが入ったかって?

じゃあ、りんこさん、本人と直接、話したらいいよ」

 

とおっしゃるので、ご本人様に直接、聞いてみた。

 

以下がインタビューの概要になる。

 

「中学の頃は270人中250番程度でした。

高校では文理別になりましたが、ここでも下位10%。

 

3のクラス分けでは理系の一番学力が低いグループでしたね。

 

得意科目は世界史で、世界史の成績は比較的、良かったです。

(え~!?理系じゃないやん!?)

 

医者を目指した明確な理由はないんですが、祖父と両親が

医者なんですが、祖父が自分のことをすごく可愛がって

くれたことが進路に影響を与えたと思います。

 

『スイッチが入った瞬間』って記憶もなくて

定期テストは結果が悪くても、大きな問題がないので

努力する必要がないって本当にそう思っていました。

 

でも、受験には必要性があったので、勉強したのだと

思います。

 

根拠はないんですが『自分はやれば出来る子だ』と

信じていたので、負けず嫌いな性格と併せて努力できた

のだと思います。

 

そして、中学時代に仲が良かった友人たちと

3でつるむ機会が増え、皆で一緒に勉強するのは

楽しかった記憶があります。ちなみに友人たちは

皆、優秀です(笑)。

 

成績が悪かったのは、元々、自分で必要性を納得できないことに

興味が湧かず、人から強制されることに

反発してしまう性格なので、学校の定期試験に熱意を

持たなかったのだと思っています。

 

趣味が勉強を圧迫したというよりも、趣味のことは

自分にとって合理的であったので、そちらは普通にやった

結果、先生方には趣味が際立って見えたのかもしれません。

 

今、振り返ると、自分が大学受験でなんとかなった理由は

自尊心やプライドといったものが保てていたからでは

ないかと思います。

 

模試で惨々たる結果でも、前向きに捉えることができ

勉強法の改善策を考えることが出来ました。

 

進学校の生徒さん達はかつて小学校で秀才として

褒められたことがあったかと思いますので、そのことを

思い出して『やれば出来る子』と思って頂くのが

良いかと思います。

 

ただし、自分の努力の結果に対する客観的なフィードバックを

受け入れて、改善策を考えるというのは、ある程度、教養の

いるプロセスだと思います。

 

自分はそれを趣味関係を含む読書から得られたと思います。

 

こうした能力を部活を通して得るか、あるいは何かしらの

自身の生活の中で得るかは、人それぞれだと思いますが

 

できれば、やりたいことを自由にできる、多様な環境が

それを助けてくれるのかもしれません。

 

6年間で勉強をする理由を見つけることが、受験において

最も重要なことなのかもしれません」

 

そして、彼は母校の思い出として、こんなことを教えてくれた。

 

「定期試験ごとに成績の悪い者は父兄面談があるのですが

 

前田先生はいつも親に『彼はやればできます』と言ってくれて

いました。

 

日常生活でも成績が芳しくないことを指摘されることは

多かったのですが、前田先生は生徒を貶めることは

決しておっしゃらなかったです。

 

また文化祭の準備では不遜にも前田先生に自分の考えを

強く主張していたのですが

 

『お前の熱心なところはいいことだが、その過程で

視野狭窄になりがちな所は良くないから直しなさい』

 

と言われたことは、今でも心がけています。

直っているかは怪しいですが(笑)」

 

最後に私は彼にこう聞いてみた。

 

「先生に感謝していることは何か?」と。

 

彼はこう答えてくれた。

 

「もちろん、勉強のテクニックという部分では、例えば

英語でいえば、文法を懇切丁寧に叩き込んで頂いたので

単語を暗記するだけで、成績が伸びたとは思います。

 

私は浅野の先生方、特に前田先生に助けて頂いたと思っていますが、

 

テクニックの伝授というだけでなく成績の悪い者は集められて、

補習をして頂くのですが

 

どんなに遅くなっても、最後はほとんど個別指導のように

なっても、丁寧にポイントを教えてくださり

脱落者が出ないようにして下さっていたことがとても有難かった

と思っています。

 

浅野には『学校に来ている限り脱落させない』という方針

 

があったように思えますが、自分はこれで救われた人間の内の一人です」

 

前田校長が

「いや~、危ないから、あの大学病院の傍では

絶対に倒れないようにしないと(笑)」って

 

おっしゃるんだけど、本当に可愛くて仕方がないって

お気持ちが出ていて、

 

これが「走りたくて仕方ない」っていう12歳から

めんどうを見続けた絆なんだなぁって思ったら

すごく有難いものを見せられた気持ちがしたんだな。

 

アタシは結局、夜中まで新子安にいたんだが

学校のドアを閉める時に教頭先生がこう言うんだよね。

 

「あ~!出来れば、学校に毎日、泊まりたい!

学校に住みたいくらいです。

俺は生徒もこの学校も大好きなんですよ!」

 

ったく、こんな教師バカしかいない、超進学校

 

もう、バカバカバカ!また、惚れちゃったじゃん。

りんこの生霊地獄はこれでまた当分、続いちゃうよ~。

責任取ってよね~、浅野学園!

 

数字で見る浅野学園 
 
 

http://www.asano.ed.jp/  ←浅野学園HP
 
校訓   九転十起 愛と和 
 
教育方針 自主独立の精神、義務と責任の自覚
     高い品位と豊かな情操とを具えた、
     心身共に健康で創造的な能力をもつ
     逞しい人間の育成に努む。
 
男子校 (創立97年目)
      
入学試験日 2/3 (64)   ( )内 日能研偏差値
 
面接なし
 
週6日制  土曜講座 なし
 
アクセス JRまたは京急 新子安駅  徒歩8分
     
生徒総数 
中学 817名 (1学年45名超×6クラス)
高校 798名(1学年45名前後×6クラス) 総数1615名
        ※高3のみ7クラス編成
教員数 ⇒管理職、養護教諭、司書教諭を含む
専任 78名(男性75名 女性3名)
講師 22名(男性11名 女性11名)
 
専任教師年齢層  60代=17%・50代=18%・40代=27%
 30代=25%・20代=13%
 
ネイティブ 2名 (非常勤)
カウンセラー 1名(非常勤)
 
高校募集 なし
特進クラス 中3・高1で英数クラスとして1クラス
      高2で理系選抜、理系クラス、文系クラス
      高3で東大理系、東工大理系、国公立理系×2
         東大文系、一橋文系、早慶文系の7クラス編成
 
習熟度クラス なし
 
学食 なし
 
購買 あり(パン&お弁当)、通学途中の買弁OK
 
携帯 許可制、校内では使用禁止
(校内で使用していた場合は預かって、保護者に連絡の上、返却)
 
中学から他高校への進学者数(2017年4月)  2名 
 
不登校(含気味)者数  中高で18名 (中1=3名、中2=2名、中3=8名
高1=4名、高2=1名) 
      
大学進学者実績(卒業生268名)2017年4月
 
大学進学165名 短期大学 0名 専門学校 0名 海外留学(進学)1名 
浪人102名
 
大学受験校数平均 約5校
 
主な進学先(2017年3月卒業生268名)
(注)合格人数ではない実際の進学先
 
東京大26  東工大18 一橋13  千葉大3 東北大3 北海道大1   
東京医科歯科2 京都大5  横浜国立大6 電通大1 筑波大1 など
 
慶應25 早稲田23 明治6 上智0 東京理科4 立教0 中央4 北里1 など
 
 
 
内 医学部医学科進学者18名 理学工学進学者19名 宇宙工学進学者0名  
  薬学進学者2名  農学・獣医学進学者4名  歯学進学者1名
 
  人文科学系進学者10名  文理融合(情報orネットワーク理論)1名  
 
社会科学系53名(内訳 法11名 経済・経営18名  商8名 他 )
  
推薦入学者
 
学校推薦 2(早稲田2学科)←約60の指定校推薦の内、使用者はこの2名
 
AO&一般推薦 筑波(医)1、横浜市立(医)1、山形(医)1 計3名
      
G-MARCH以上進学率(国公立大学と薬学部・医学部含む)
162名 ⇒ 在校生の60.4%であり現役進学者の98.2% (≧▽≦)
 
推薦者  指定校 2名 スポーツ0名 AO 0名 一般 0名 公募推薦 3名
(2017年3月)
 
 
 

 
 
 
 
 
 

コメント

  1. 浅野中学に行って欲しかった。
    まだ受験終わってませんが行かせたかった…涙
    ママフェスタで阿部前校長先生の内にある熱い炎に火傷してから浅野にただただ憧れておりました。
    偏差値ではない中学受験とはいえ、結局は塾で偏差値により弾かれました。
    息子に合ってると確信しながら、底上げに力及ばす…。
    私はダメ母でした。

    今はただよかった、と言える中学受験にするために更年期の症状をごまかしながら右往左往する日々です。

    受験前にりんこさんと触れ合う夜会があったら参加したかったのですが、まだまだ子育ては続きますので是非またよろしくお願いします!

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    返信
    1. おお!マイナビにいらして下さったんですね?
      過日はありがとうございました。

      ダメ母っていうのは、レベルが高いので(笑)
      そんなレベルで語ってもらっても~(爆)

      大丈夫、十分、いいお母さんだよ。
      いい受験を目指すってだけで最高の母だと思う。

      浅野に関しては、さあ、ご一緒に生霊になりましょう!(笑)

      今年は時間が取れずに、受験ママの決起集会を開けなかった
      のですが、もし、ものすごく沈んでいて
      どうしようもない気持ちがずーーーーと続いていたらですね

      1月27日(土)15時に都内で受験ではないですが
      イベントを開きますので、会いに来てね。

      受験直前なので、くれぐれも無理は禁物!
      もし、すごーーーーく沈んでいた場合の時だけね。

      さあ、もう少しだ!笑顔の春に向けて、頑張ろう!!

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  2. りんこさん

    はじめまして
    光っていない中1子猿母です。
    素敵な探訪記ありがとうございました。
    在校生母にもわからない姿!
    ますます浅野が好きになりました。

    入学してまだ1年たっておりませんが、息子は浅野生活楽しんでいます。
    本当にりんこさんの書かれているような素敵な男性に育つのか、今のお猿さん状態を思うと懐疑的ではありますが期待して待つことにします。

    神奈川、素敵な学校たくさんありますよね。
    他の学校も楽しみにしています。

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    1. コメントありがとうございます!

      光ってないけど、本当に最高の学校だよね。

      母は是非、ほっといてあげてください(笑)

      私は今回、書けなかったけれど、生徒さんたちの自主規制の
      話を無理やり聞き出し、爆笑しておりました。

      一回、浅野母集めて、報告会したいくらいだよ(笑)

      母も浅野生活、楽しんでくださいね~!

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  4. りんこさん、聖なる光を浴びることなく子安猿になり早1年がたちそうです^_^去年は失恋から立ち直れず廃人のようになってましたが、お布団の中でふとまたりんこさんのブログに命を救われたものです笑お礼もかかぬままで失礼いたしました。期末テストがバカモン!な成績だったので凹んでましたが今日またりんこさんのブログでテンション上がりました^_^
    いつか生りんこさまにお会いしたいです^_^

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    1. 温子さま
      コメントありがとうございます!
      うふ♡ 子安猿生活、どっぷり漬かってらっしゃるんですね。
      6年経ったら、良いお漬物になってるでしょうね~。

      母も目一杯楽しんでくださいね。

      いつか私も浅野母を集めて、講演したいくらい
      言えない話を沢山持ってて、王様の耳は!状態なの(笑)

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  5. うれしいことがありました。

    浪人の子どもがいます。
    高校で仲良しだったともだちみんなからハブられて、
    いまでも友だちをつくろうとしません。
    それでも登校しないのは負けだと言って一日も休まず通い続け、
    たったひとりで孤独に耐えてしずかに卒業していきました。
    つらかっただろうと思います。見守るしかありませんでした。
    半額割引の大手予備校に自分で決めてきて通い始めました。

    毎日6時半に起き、7時半の電車で予備校に通いつづけました。
    友だちはゼロ。でも一日も休まず通いつづけました。

    夏のある日、京大を受けると言いました。
    京都で一人住まいをしたいと。
    いいよ。がんばりなと言いました。
    でもその時点では、点はまったく足りていません。
    でもこの子はやるかもしれないと感じました。

    それからも来る日もくる日もひとりで起きて、決まった時間に登校し、
    決まった時間に帰って、決まった時間に寝て、またおきて。
    たんたんと。ジョギングするみたい毎日をすごしていました。

    なんで京大?ある秋の日に聞きました。
    するとだまって過去問を見せてくれました。
    数学。A4のうえのほうに一行だけぽつんと設問。あとは広大な空白のみ。それが6枚。
    何をどう答えていいのか途方に暮れるだろうと思いました。
    英語もすごく短い和訳と英訳の設問のみ。
    自由に勝負してこいよと言われている気がするんだよと言います。

    あのね、浅野のヤツがいて、そいつもだれとも話さないんだ。
    話したことないんだけどね。受験がおわったら話しかけてみようと思う。
    いいね。うんとうなづきました。

    きょうもたんたんとゴールに向かって走り続ける我が子。
    もう間違いない。この子はやっていけると確信しました。

    浅野を受けて落ちたなあと思い出してかいてみました。
    たくさんりんこさんには助けてもらいました。
    ありがとうございました。

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    1. 素晴らしいお話ありがとうございます!

      親にとって「この子は大丈夫」って思えることが
      一番の贈り物ですよね。

      羨ましい!!

      私は起きていることに無駄なことは何もなくて

      いじめでも、ハブでも、何でもそうなんですが
      それをどう捉えるかで、生き方が違っていくだけの
      ことだと思う次第で

      お子さんはご自分で考えて、道を歩き出したってことで
      すごいですよね。

      浅野に関して言えば、教師陣に圧倒的にコミュ能力が
      欠けているというか、無理してまで迎合しないというか

      まあ、ある意味、芯があるわけですよ、良くも悪くも。

      でも、私は男はそのくらいが良いし
      孤独でなければ、絶対にいけないって思う派です。

      息子さん、良い男になってるのでは?

      ママは来年からの京都巡りを楽しみにできるね!
      ご武運を祈ってるよ♪

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