私立の中高一貫校の「文化」を考える
リソー教育さん(塾のトーマスだね)のWEB媒体
「おかあさんの参考書」で連載している、鳥居りんこ
コラムがアップされました。
(↑ よろしければアクセスしてみてくださいね)
第4回目の今回は「私立中高一貫校の文化」について。
普段、生活している中で「文化」というものを
考える機会は少ないと思うのですが
中学受験をしてみようかな?っていうご家庭は
これからの数年間、学校説明会に行きながら
「生」の文化に触れてみるといいですよ~。
やっぱりね、私立中高一貫校、膨大な金が出て行く
のでね、元を取りたいっていう気持ちはどうしても
出ちゃいますよね。
ひとつの魅力はやはり「大学進学実績」なんですが
こればかりは、クラス全員が優秀大学に合格ってなっても
我が子が「箸にも棒にも」になる可能性もなきにしもあらず
ではなく、その可能性、大!で、母が卒倒するって
こともよくあります。
これは我が子がその気になって勉強しない限り、
学校がどんな魔法をかけようとも、無理なものは無理。
誰しもが手に出来る称号ではないってことですね。
でもね「文化」ってものは、その学び舎に漏れなく
付いてくるものなので、行ってさえいれば
6年間で無条件に染み込みますね。
これって、親が考える以上にすごいことなんですよ。
文化って一朝一夕にできないんです。
自分だって、親になって中学受験をさせようとして
たかだか10年ちょっとの歴史しか刻めていないわけで
一般家庭に「文化」を求めるのはハードルが高いですよね~。
でも、その「文化」をちゃっかりいただき、しかも
それを支えて、繋げる側に回れるっていうことが
私学中高一貫校へ行かせる最大のメリットのように
感じています。
百年越えの私学も沢山ありますが、激動の時代を
経ながら、しっかりとした理念の元に立っているって
こと自体がすごいことなんですが
この言葉には決して出来ない空気を吸って、
人生で一番多感な時期を過ごせるってことが本当に
プライスレスだと思うんですよね~。
「文化」を単純な単語にするならば「根っこ」って
表現でもいいかもしれないですね。
1本筋があるところで、そこに掲げられた理念を元に
浴びるシャワーは子どもたちの養分になり
根っこを張らせます。
大学実績の良さとか、面倒見の良さとか、グローバル
教育とか、いろんなメリットが強調される私学ですが
私は本当の良さは親が決して提供できないことを
「所属」させたということだけで自動的に
我が子の身につけることができることが
実は最高に贅沢なことのような気がしています。
合う合わないが強烈に出るのが私学の良いところ
でもあるので、是非、現地に実際に出かけ
その文化の息吹に触れて頂きたいと思っています。
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