強迫神経症の私たちへ
サイゾーウーマンで連載中の鳥居りんこコラム。
本日は「中学受験で難関私立合格、しかし不登校に――
「息子を医者に」と願った“完璧主義ママ”の罪」でございます。
もしよろしかったら、アクセスしてみてくださいね。
このね、完璧主義ママっていうか、子ども追い込み型のママって
多いんですよね~。
ママに悪気と自覚はないんですが “子どもは自分の作品”もっと言えば
“失敗は許されない自分の作品” って感覚に近い子育てになっている人も
すっごく多いと思っています。
1枚しかない高級和紙に、これまた高級な墨と筆で文字を書かないといけない。
にじみもずれも絶対に許されないっていう“強迫観念”のようなものが
あるように見えちゃうんですよ。
それの“罪”については、本コラムで綴りましたが、これを書きながら
自分もね、そういうところが多分に出ちゃった子育てだったように思います。
なんだろう、誰も見てないのに、誰かの評価が気になるっていう感じですかね。
「ちゃんと子育てしてますっ!」ってところを誰に見せたかったのか
よくわからないんですが、とにかく「失敗できない」「ちゃんとしなくちゃ」って
ところはあったと思うんです。
子どもに対しても逆効果の洪水のようになりましたよね。
特に子どもたちの思春期時代は。
その強烈な胸の痛みがあって、私と同じようにしたら苦しくなるよっていうことを
綴って来たようなものですね、この十何年。
それでね~、なんでだろう?って思うと、
私、ズボラな完璧主義者なんですよ、きっと。
完璧にしたいのに、ズボラなもんで、出来ないからストレス溜まる。
それを体現してくれちゃう子どもたちを見て、ムカつく。
そんな負の連鎖だったかなぁって思ったりします。
最近、ある30代前半のすっごく私がリスペクトしている女性編集者と
話をしていて「毒親」について話をしていました。
それでね~、私が「私、神経性脅迫障害って病気だと思う」って言ったら
彼女も覚えがあるって言うんです。
私の場合、アイロンと玄関のカギとコンセントを含めた火の元なんです。
家に居る時には全く気にならないのに、いざ外出しようとすると、もうダメ。
指差し確認をしようが、声に出して確認しようが、もう不安が消えない。
家を出ても、戻ったりしますよね。
すっごい時間かかるんで、病気だと思います。
そしたら、近所の人も同じ症状を患っていたので、笑っちゃったんですが
その編集者もそうだっていうことで、対処法を教えてもらったら
「スマホ」で写真を撮るってことのようで、あ!これはやってみよう!
(撮りすぎてストレージ不足に陥りそう・・・)って思った次第。
私の場合だけですが、両親ともに、変にというか、無駄に厳しい人たちで
例えば、コップの水を運んでいたら、いきなり頭上から「こぼすんじゃないよ!(怒)」
っていう怒声が飛んできていたんですよね。
まだ、一滴もこぼしていないんですけどね、やる前から、事故前提(笑)
きっと親は注意喚起をして、注意深い、もっと言えば思慮深い子にしようと
“良い事”をしたと思っているでしょうが、とんでもない逆効果。
何をしても怒られ、しかも何もしていない内から怒られという日常は
自ら考え、行動することを放棄します。
波風立たない暮らしを選び、家庭内では「凪」って状況を作ることに腐心
するんですよ。
できるだけそうしないと、大嵐がきちゃうんでね。
子どもなんて、親の庇護下にある内は無力で、その綱がなくなったら
自身の消滅を意味するから、自分を殺してでも親に従おうとしますよね。
でも自分自身を殺している年月が長ければ長いほど、ドンドン変になり
本当の自分が何を欲しているのかが分からなくなる、つまり
ものすごい生き辛さを感じる、このことがすごい親の罪だと思う訳です。
コラムにも書きましたが、コラム上に出て来たママのような振る舞いを
今、自分自身がしていないかをちょっとだけ気を付けて見てください。
そんな思いで綴った作品ですので、よろしければ見てやってください<m(__)m>
はじめまして。坊主おじさんと申します。どうぞよろしくお願い致します。
返信削除『親の介護をはじめたらお金の話で泣きみてばかり』を読ませていただき、
こちらのサイトを知りました。
サイゾーウーマンの記事も、読ませていただきました。
たしかに、おっしゃるとおり、こういう完璧主義のお母様は
おられますね。
目の前のお子様が見えていないというか、見ようとされないので、
お子様にとっては、たまったものではないと思います。
不登校で公立学校にも行きたくないというのは、
そのお子様のせめてもの抵抗だったのでしょうね。
いろいろと考えさせられる問題だと思いました。
坊主おじさん、コメントありがとうございます!
削除反応が遅くてすみません
拙書、お読みくださりありがとうございました!
まあね~、子育て、楽しいこともあるし
辛いことばかりではないですが、本当に難しいですね。
親は良かれと思いやっているんですが
親も親業が未熟なまま親になるので、どうしてもね
きつい時ありますよね~って
解決法もないダラダラ書きで申し訳ないです。
サイゾーウーマンも連載中ですので、よろしければ
またチェックお願いします。