うどんこ先生のガンガン日誌 第12話「ルーティン」


 
 やることがない。本当にやることがない!

退院した次の日から・・・。


 

歩行訓練してから朝ごはん。一休みして、また歩行訓練。

 

食べることと、リハビリだらけの「まったりとした時間」が2~3日続いた。

 

あ~ぁあ、定年退職したら、こんな感じなのかなぁ。

 

参ったなぁ・・・。

 

そういえば、犬を飼っていた頃、散歩してたら、マナちゃん(ウチの犬の彼女)の

お母さんに、こんなこと言われたっけ。

 

「アンタ、趣味ないでしょ? ウチのダンナも犬の散歩しかやる事がないみたい」

 

マナちゃんのお母さんがおっしゃるとおり、趣味らしき物は何もなかった。

 

趣味がなかったというよりも、没頭できるものに、今まで巡り会わなかったのだ。

 

が、改めて、趣味を見つける余裕が、今はなかった。

 

なので、なんか、家の仕事を見つけなくちゃ!ということで始めたことが・・・

 

朝起きたら、まず洗濯。タオル、パジャマ、ジャージなどなど。

朝食が終わるころに、洗濯機がピンポンパンと出来上がりの合図をくれる。



 

ここで問題が発生した!

 

薬の副作用のひとつが冷たい物を触ると、ビリビリと指先を刺激してくれる。

 

もぉ~!またTシャツを裏返しのまま洗濯機に突っ込んでいる!誰だぁ~!?

 

世の中の母たちの叫び声が聞こえてくるようだ。

Tシャツを表にするのが、とっても痛い。

濡れているシャツは手にまとわりつくんだ。

 

くっそ~、ホントにもぉ!

 

気分を変えて、夕方からは風呂そ~じ。

お湯を使って掃除をするので快適な時間。

手も痛くない。

 

ところが、夏なのに、お湯を使い過ぎたせいか、給湯器がダウンした。

 

ガス屋さんに新しい給湯器を付け替えてもらったら、なんとガス代が

半額くらいになった。

 

けど、大方の予想通り、工事代金などを、たっぷり、ふんだくられた。

 

そして、夏が終わる頃に、何故か、水道局から電話が来た。

 

「漏水でもしているのではないですか? 昨年同時期に比べて、

使用した量が異常に多いんですけど。何か工事でもあったんですか?」

 

・・・。

何も言えず、それからは風呂掃除を1日おきにすることにした。

 

その後、体育館でのリハビリが加わり、今日が何曜日かも

わからない毎日を過ごし、職場へ復帰する日を迎えていったのでした。

 

次回は、リハビリで~す。
 
 
 
 
 

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