学校探訪記 玉川聖学院


                      2018713日訪問

 
 あ~、泣ける。いつ行っても、ここは手放しで泣けちゃう



  
誰にでも、人生の浮き沈みってのはあってさ、いつも帆を上げて
 
大海原を順調に航海出来れば、最高だけど、
 
そんな日ばかりじゃないよね~。

 


私はこの10年位かな、ご縁があって、玉聖の先生方にすごく良くして

頂いていて、調子に乗ってね、何かとっても凹むことがあった時とかに

甘えてしまいたくて、お邪魔しているんだよね~。

 

今回もね、まあ取材は取材よ、それはそうなんだけど、多分にね

赦されたいっていうか、慰められたいっていうか、そういう気持ちが

最高潮になっちゃって、先生たちのお顔を見たくて、
 
会いに行ったんだよね。

(公私混同もいいとこ!すみません<m(__)m>

 

ここの先生たち、あったかくてね、いつもとりとめもない私の話を
 
何も言わずに「うん、うん」ってただただ聴いてくれるの。

 

今回も玉聖の至宝とも言うべき存在の学院長、安藤先生が、
 
帰り際にこうおっしゃったから、大泣きだよ。


「りんこさんの為に、祈らせてもらってもいいかしら?」

 

 
          ↑ 毎朝、パイプオルガンの音色の中で礼拝します
 

私、クリスチャンじゃないし、どの神様も大好きという
 
不信心者なんだけど

何だろうね、ここに来るたびに「祈りの力」を感じている。

 

自分じゃない誰かが、他人である自分のことをすごく心配してくれて

「元気になぁれ」って魔法をかけてくれてる気になるから。

 

丁度、自由が丘の空に、信じられない位、綺麗な桃色の夕焼けが
 
広がっていて、先生たちが「大丈夫だよ」って言ってくれた気がして、
 
すごく幸せに感じたんだぁ。

 

全く関係ない部外者の私ですら、こうなのね、この学校。

いわんや、関係者の方の「癒され度」はどれほどだろうって毎回、思う。

ここね、生徒さんは当たり前だけど、その保護者に向かっても

「ファミリー」だから、丸ごとめんどうみるよ的な気持ちが
 
強い学校なんだけど(2009年から「保護者のための人間学講座」
 
「人間学読書会」「思春期セミナー」が開かれている)

 

2017年から、「人間学講座」は、なんと受験生保護者に対しても門戸を

開いたんだよ(ちなみに無料)。

 

たまたま学校に行かせて頂いた日には「思春期セミナー」という「親学」が

開催されていて(年間で全9回)、やっぱり、いいなぁって思った。

 

「子育て」って悩みの連続じゃない?

悩んだら、ひとりで抱えてないで、ここにおいでよって学校なのよ。

それを外部の専門家先生なども呼んでね、前中高等部長だった水口先生

コーディネーターで講座を開催してくれてるの。

 

今回は精神科医の工藤信夫先生を迎えての

「広い視点から思春期を考えよう」って内容。

 

(これ以外にテーマを軽く紹介すると「発達障害を考える」

「反抗期とどう向き合うか」「男女交際 性」なんてのがある。

「性」という問題もキリスト教の学校教育として生徒に教えている稀有な学校。

この日は高1に外部の牧師さんからの「性」についての講演もあった。

 
 
 
         ↑波多先生ご講演写真

 

この外部牧師さんは私がすごくリスペクトしているビサイドチャーチ東京の

波多康先生で、関西の笑いたっぷりの、でもとっても深い講演だったよ~。

(高1の修養会担当牧師でもあるので、玉聖の生徒さんにはお馴染みだね)

 

工藤先生は「あなたの子どもはあなたの子どもではない」ってことを

言われてね、

つまり、子どもは自分の所有物ではないから、子どもが思春期になったら

「下宿屋のおばさん」になって、安心できる場を提供するだけで

いいんだって。

 

「子どもが反抗するのは当然で、能力のある子は親に心配をかけることに

よって、親をマシな人間に成長させている」っておっしゃる。

 

子どもが「NO」って言える場所を作ることはとても大切で

離れて見守れ! でも、それでは、何かと心配だから

なるべく多くの第3者と関りを持つことが大事だよっていう話なの。

 
 

 
                    ↑動画 ハンドベル部

 

ここさ、中学生には近所の教会での日曜礼拝を義務付けているじゃん?

高校生は月1レポート。

 

これがさ、なんとも「めんどい気」がする不信心者のりんこなわけよ。

 

それを学院長先生に言ったのよ。

「なんでやらせるかな? 宗教臭くて嫌なんだけど…、つーか

それより、日曜の朝は寝てたいんですけど?(いやん、すごい罰当たり!)」

 

学院長先生、笑いながら、こうおっしゃった。

 

「人の行動範囲って意外と狭くて、子どもならば、学校と家庭、そして

せいぜい習い事くらいよね。誰でも、そうなんだけど、その狭い環境の

中に、もうひとつ、自分の居場所を作るってことはすごく救われること

があると思うの。

 

教会は自宅の近くでOKだから、地域にも居場所が出来るってことになる。

しかも、教会には色んな年齢層の人たちがいるのね。

 

その様々な年齢、様々な背景を持っている人たちに出会うってことが

この子たちの成長に良い影響を与えているし、

 

学校以外、家庭以外にもうひとつ、自分を受け入れてくれるところが
 
あるって、実はすごいことよ」


 

そして、続けて、こう教えてくれたの、学院長先生。

 

「人生って頑張ってても、腐ること多いじゃない?

そういう時も、腐らないでやっていけたらいいけど、そのためには

助けが必要よね。人は未熟だものね。

 

祈るってね、自分とは違う所に信頼を寄せるってこと。

追い詰められている時こそ、立ち止まって、癒される必要があるのよ。

 

人って、そうやって自分がケアされているのがわかると

他人にもやろう!って思うようになるから不思議ね…」

 


             ↑ベンチで先生と話す生徒

 

その「思春期セミナー」で出た話だけど「子育ては失敗しながら、やるもの」

なんだって。

 

私が、みんなに先輩母として、今、すごく実感している言葉を

水口先生がおっしゃったので書いておくね。

 

「女の子を与えられたことは、(母が)人間的に感情豊かになるってこと」

 

これを読んで下さっている読者の方は女の子母が多いと思うけど

女の子を持った喜びはね、これから爆発的に増えて行くから

楽しみにしてるんだよ。

 

「親子関係は不思議なもので、いくら失敗しても取り返しがきく。

いくら喧嘩をしようとも、翌朝『おはよう』と言える。

そんな素敵な存在である子どもが持てたことは幸せ」とは水口先生の言葉。

 

ここは、それが徐々に実感できる場所だと思ってる。

 

本当の多様性ってこういうことで積み重ねていくんじゃね?

 

今はさ、中高一貫校でも「多様性」ブームが来てるのね。

もう、どこ行っても「多様性」「グローバル社会」ってのがスローガンになっていて

つまり「解のない社会で生き抜く力」を意識して、教育するってことなんだけど

 

それには「ダイバーシティ」(多様性=異なる性質を尊重して受容する
 
環境を築くことで、コミュニケーションが円滑になるだけでなく、
 
新たな価値を創造する可能性を高める)って

ことが欠かせないよねってことで、よく取り上げられているんだけど

 

この学校に来ると、そんなん、大昔から、そうだけど?ってことが普通にある。

 


     ↑学習センターで課題レポートを仕上げる二人の生徒


 

例えば、国籍やら肌の色やらが違う子がいるのが、ここでは当たり前だしね。

 

そのほんのひとつの事例として挙げると、以前、中3で中国から

ママの仕事の関係で日本に来た子がいて

日本語、全く話せなくて、先生と片言の英語でやり取りする状態だったんだって。

 

授業が全く理解できないから、このまま高校に進ませてもなぁ…って

迷いが先生方にも出たらしいんだけど
 
(いかんせん日中は、ただ座っているだけ、
 
ひらがなからのスタートだったんだと)
 

 

なにせ、本人が努力しようと頑張るから、先生たちもその子の可能性を
 
信じて、とことん関わる事に腹を括ったんだって。

 

それが、その子に伝わって「ここでなら頑張れる!」って中31年間、

ものすごい努力が見られたそう。

 

その母とその子に
 
「この日本で、この玉聖で頑張ってやっていくしかない!」って

覚悟を感じたから、最大限のサポートを惜しまなかったらしい。

 

特に中国・韓国の子たちは「負けない!」っていう馬力が違うから、

他の生徒たちにとっても、すごく学びがあるものなんだって。

 

それで、その子は高2になると英・中・日のトリリンガルに成長。

「語学力を生かして、世界の懸け橋になるような仕事に就きたい」と

夢を語り、その後、上智の新聞学科→共同通信勤務→育休復帰(今ここ)の

35歳になっているらしいよ。

 

そういう多様性を重視する風土があることもあって、国際教育にも当然

力を入れている。

修学旅行で中3はオーストラリア、高1はフロリダ英語研修(希望者)、

2で韓国に出かけている。

いずれも交流校の生徒さんとのバディ関係になるのが特徴ね。

(当然、あちら側からも留学生が来る)

 

        ↑廊下でネイティブの先生と話す生徒

 

韓国修学旅行は私立では珍しいかもしれないけど、これは伝説の学院長先生で

あったバートン先生(アメリカ人)の「両国間で歴史的、政治的問題が
 
あるのは承知。

でも民間レベルで友だちになると見えてくるものがある。

そういう役割の、高校生同士の交流をして欲しい。

だって、友だちとは戦争しないでしょ?」というお考えで続いている

生徒が楽しみにしている行事なんだって。

 

先生方のコンセンサスが
 
「いろんな子が混ざり込んだ中で一緒に楽しくやって欲しい」って

ものだからね。

 

そう言えば、バリアフリーになっているからかもしれないけど

校内でも車椅子の生徒さんをそこここで見かけた(今は高に4名)。

 

そのおひとりの高3の生徒さんは、8月に行われた弁論大会の全国大会で

なんと2位!文化庁長官賞に輝いたそう。すごすぎる!!

 



↑ その時の様子

 
4歳から車椅子を使用しているから、ある意味、車椅子の動きに関してはプロ


だとは思うし、何でも一人でこなせるんだけど、やっぱり助けられることも

多いらしく「ありがとう」って言葉を何万回も言ってきたって語るんだよね。

 

当然、そこには「感謝」の気持ちがあるんだけど、ある日、人から

「ありがとう」って言葉をかけられて「ありがとう」って言われるのも

良いものだなぁって思うようになってきたんだって。

 

彼女は高校生になったあたりで「何か自分にもできることを!」って意欲が

凄く出て来たそうな。

 

最初は広報スタッフとして、生徒募集の手伝いをはじめ、それから

手話賛美同好会に入って活動したり、普通の生活から一歩、二歩と

踏み出せるようになったきたらしい。

 

そういう彼女を見て、今までは「気付く子がやればいい」的感覚だった

子たちまで、周りを見て、周りがどうなっているかを気にするようになって

きたって、先生方が目を細めるのよ。

 

それからが彼女と友だちのすごいところでね

 

ある時、自由が丘で遊ぼうってなったときに、彼女が

「段差があると難しい」って遠慮したんだって。

 

そこからだよね、「じゃ、車椅子でも行けるとこ、探そう!」ってことで

その友だちとふたりで、自由が丘のバリアフリーマップ作りを始めたんだって。

 

それがさ、すごいんだよ。

それから、その輪が広がって、高1から高3までの有志50名が

10台の車椅子を動員して、(株)ミライロの車椅子イベントに参加。

自由が丘のバリアフリー地図アプリ「Bmaps」作りに
 
貢献しちゃったらしい(≧◇≦)

 


 

Bmaps 記事

 

何、このJK力!?

これはね、親の介護でものすごく苦労した私が本当に欲しかった地図だよ!

そう思ったから、余計感動した。

面白いなぁって思ったのは、この写真、見て。

 

            ↑ その時の体育祭での雄姿

 

これは彼女の高3の体育祭での1枚なんだけど「これ、出たいです!」

ってことで、特別ルールなしに参加していて、このクラスが2位に

食い込んだ種目(後ろで車椅子を押しているのがバディ役の親友ね)。

 

いや~、燃えてるよね(笑)

 

更に書き添えると、車椅子ってことも特別ではなく、この学校ではね、

ちょっとイレギュラーだなっていうように、普通の学校では敬遠されるかも

しれない立場の子でも「我々にとっては宝物」って明言されるんだよね。

 

いろんなバックグラウンドの子たちがいる方が、周りの子たちに

良い影響を与えるって言うのよ。

 

「人は人を気遣うことで、毎日、少しずつ優しくなれるから」なんだって。

 

ああ、だから「保健室登校」の生徒も誠心誠意、めんどうをみているのか。

 

ここね、教科の先生が空き時間に保健室に講義に来たり、スタディアプリや

高等部の全生徒が所持しているiPadで課題をやらせて教室復帰を目指させている

全国でも稀有な学校なんだよね。

 
先生方が同じことをおっしゃるんだけど、それがこれ。


「みんな、ひとりひとりに個性があるから、
 
みんな、違うってことが多様性。

『自分は素敵』だということに気付かせるのは学校の役割。

それは6年をかけて、目覚めていくものなんですよ」

 

私はさ、今の日本が「この生き方じゃないと人生詰む」とか

「競争して頑張って、頑張って」「こうあるべき」「こうするべき」で

大人も子どもも汲々としている現状で、特に中学受験生の家庭は

辛いことだらけだと思っているけど、この学校に来ると、何だろう

 

そういうベクトルとはまた違った価値観を見せられる気がして

いつも、心が「ハッ」とする。

 

学院長先生が「海外の子とか、車椅子の子も、あれだけ数がいると

全く特別感がないわよね(笑)。

誰にしろ、時には、助けてもらうことを受け入れることも(人としての)

成熟だし、その上で『ありがとう』って言えるのは素晴らしい事。

助けるのも、助けられるのも、いいものだなって思ってくれたらと願っている」

 

っておっしゃるから、ああ、そっか、誰でも時には誰かを頼って

それで救われたら「ありがとう」って言えばいいのかって

 

この学校に居るとね、段々と肩の力が抜けてきて、素直になった自分に

会えるんだよなぁ。すごく不思議な学校だよね~。

 

 

意外と進路が美味しいって話をしよう

 

ここは「高大連携」にすごく熱心というのが特徴で、実は大学受験に

しても、すごく有利に働いている学校なんだよ。

 

今現在は明治学院大、武蔵大、東京女子大、神奈川大、東洋英和で

高大連携を結んでいて、従って、そこの大学の先生が出張授業に

来てくれて(明学は昨年16名の先生が、国際・経済・科学のテーマで

講義してくれたんだと)

 

学部の先生との繋がりが出来ちゃうから、大学名ではなく「この先生の

元で学びたい」っていう明確な目標が生まれるメリットがあるらしい。

これは「学びの動機」としては、すごく強固になるのでいいと思う。

 

もちろん「深海でも東洋英和」と言われるくらい、枠が多いので

ここの学校指定校推薦は魅力的だよね(推薦入試で8割が進学)。

→具体的数字は後述の「数字で見る」を見てね!

 

もちろん、学校も一般受験については「弱い」ってことを認めているので

これを希望する生徒たちのために、拡充策を打ち出している。

 

今年、中高等部長になられた前教頭の櫛田先生はこの学校の課題として

一般受験志望者のために補習だけではないケアを明言しておられて

スーパーアドバンストコース(SAC)というもの新設して、

応援しだしたところだ(今年の高3は3泊4日でのSAC勉強合宿を実施)

 

この学校は論文に強いから、2020年以降の大学入試改革には

適応できると、私は個人的には期待している。

 

でね、この櫛田先生、公立(大阪&香川)で12年間教鞭をとってこられた

ご経験の持ち主。珍しいでしょ?

公立では「何のために生きるのか?」「勉強は何故するのか?」という

生徒の純粋な疑問に、自分が持っている答えを紹介しきれなかったので、

キリスト教校、しかも、まさかの女子校に転身されたんだって

(先生は元々、クリスチャン)。

 

知り合いの牧師さんに転身を勧められた時に、決断を迷っていたら

「祈ってみなさい」って言われたんだと。

 

これ「やったんしゃい!」と同意語らしい(笑)。

初めて知ったりんこは、この珍しいワードが気に入り、家族に「やれよ!」って

命令する時に「祈ってみなさい」と言っている(再びの罰当たり(^-^;)

 

今、キリスト教の大学では出来ればミッション系の学校でキリスト教に

触れた経験のある学生が欲しいという願いがあるらしく

 

指定校推薦もそうだけど、この学校が毎年のように推し進めている高大連携も

一層、拡充するんじゃないかな?って予想している。

 

そしてアメリカのインディアナ州のアンダーソン大学からは奨学金が提供

されているのもメリットのひとつ。

教育学、経営学、看護学、芸術学等で有名な大学なんだって。

海外大学、ハードル高いって思いがちだけど、学校直ルートがあると

安心、的確だわね~。

 

この学校の良さのひとつに「レポート」をきちんと書かせるってことが

挙げられるんだけど、それがAOもそうだけど、大学に入ってから

ここのOGは問題がないって評価される要因になっているんだな。

 

先述した教会の出席レポートもそうだけど、総合科の人間学であったり

アクティブプログラムっていうもので、体験させて→考えさせて→まとめさせる

って教育を重視しているのが特徴。

 

この人間学のノートは将来、彼女たちの宝物になるなぁって思う。

 
 

↑図書館の巨大ぬいぐるみ。今年の卒業生が洗濯してくれたんだと

 

1では「今、ここにいる私」ってことを学ぶんだけど「人間とは何か?」を

1年かけて探究しているんだよね(高2は人生の四季ってテーマがある)。

 

1のテーマをちょっと挙げてみると「自分を愛する」とか
 
「障がいと老いを生きる」とか「異なった文化の理解」とか、
 
そんな内容が連なっている。

 

実際に、自分の祖父母に祖父母の人生を聞き取り調査するものもあってね

おじいちゃん、おばあちゃん、孫の為に饒舌にならざるを得ないよね(笑)。

 

すごいのはアクティブプログラムってもので、高校3年間で

地球共生、人間社会、サイエンス芸術・メディア、言語コミュニケーション

という5つの体験プログラムの中から

自由に選択して、自分だけのポートフォリオ(自分史)を作るんだって。

 

ポートフォリオは今や就活に必須だから、高校でこれやりますか!?

って驚いた。

 

自分の適性がハッキリわかるから、ありがたいよね。

 

私が聞いてすごい!って思ったのが、高3の福祉・看護系志望者16名を

東京衛生病院(三育学院大学系列)のホスピス病棟に連れて行ったって
 
いう話なのよ。

 

医療講義を聴講したのはわかるけど、実際に病棟内を見せるんだぁって思って

びっくりしたんだけど、ミッション系の大学とは連携を取って

いろんな進路に行けるように、生徒のウイングを広げるように努力している

って言い切る学校。

 

キリスト教、恐るべしだよなって思うわ。

 

OGにここの良さを聞いてみたよ

 

たまたま、学校に遊びに来ていた大4の美人トリオの捕獲に成功した私。

「おお!今時の女子大生って感じ」に喜んで、突撃インタビューをしたったわ。

 

3人ともある運動部出身なんだけど、ふたりは明学、ひとりが東洋英和の子だった。

 

なんかね、彼女たちの話によると「人と関わる仕事」を選ぶ子が多いって

言うんだよね。

 

3人の進路は時期がその段階じゃないので、まだはっきり決まったわけでは

なかったけど、一応、金融か航空系・高齢者施設・幼稚園教諭っていう希望を

笑顔で教えてくれた、とても感じが良い子たちだった。

 


       ↑テニス部 練習終了のご挨拶

 

その中のひとりの子がね、高3の引退試合の話をしてくれたの。

「自分はずっとレギュラーになれなかったんですが、引退試合で初めて

先生がレギュラーに選んでくださったんです。

 

私、その時に、ああ、自分のことを先生はちゃんと見ていてくださって

実力では(チームメイトに)及ばないかもしれませんが、でも、自分の

努力を評価してくださったんだって、すごく嬉しかったんです。

 

ここは、やっぱり、先生を信頼できる学校って言うんですかね?

ずっと見ててもらえているっていう安心感がすごくある学校です」

 

顧問の先生に聞いたら「そりゃ、当然ですよ! 出場メンバーにあとひとりを

選ばないといけないってなったら、一番努力をして頑張った子でしょ?

頑張った子が報われないなんておかしい。もちろん、試合には勝ち負けは

求められるけど、その中でも1年間のプロセスがあっての勝ち負けです。

 

まあ、あの時は第1シードに当たっちゃって、ボッコボコにやられましたけど(笑)

 

その時、一緒にいた若手の男性理科教師が『女子校の運動部って
 
もっとテキトーにやってると思ってたけど、
 
こんなに女の子が必死になってやるとは思わなかった!』

って涙して語った後に、なんと『自分は体育の先生になる!』って言って

(大学入り直すために)辞めちゃったのは大誤算でしたね(笑)」

 

って言われて爆笑した。

 

なんでもね、そのOGのもう一人の子は大学入って、その部活を3年生で

辞めちゃったんだって。

「もう、二度とやらない!」ってくらい思い詰めていたらしい。

 

その時に、その子のお母さんが「とっても落ち込んでいる」って学校に相談

したんだと。

 

それからがすごいよね。

顧問の先生が「じゃ、コーチに来てよ」って言って、少額ながらも
 

ちゃんとした仕事ってことでその子を雇ったそうな。


 


元々、それが特技だからさ、自信を取り戻すことになったらしく


そんなことがあったなんて思えない位、快活なお嬢さんに見えた。

 
 
                ↑動画 チア部 &新体操部



 

この自信を取り戻すって話は他にもあって、その部活では、こういうことも

あったらしい。

 

中学生で不登校気味になった子がいて、部活にだけ参加していたんだって。

学校嫌い、勉強出来ない、でも部活は好きってことだったみたい。

 

その部活の中学顧問の先生は「やることをやった後にやりたいクラブ活動が

あるのであって、授業も受けないで部活だけって言うのは…」って

悩んでいたそうな。

 

でも、先生は「この子から部活を取り上げたら、学校には来なくなってしまう。

来ないより、絶対、来た方がいい」って思って、黙認してたらしい。

 

そしたら、部活で周りの子たちと一緒にやっている内に、友だちの声掛けで

ちょっとずつ授業に参加できるようになったんだって。

後期に入ったら、前期で不登校だったとは思えないくらい教室でも活発に

なっていたっていうんだよね。

 

それで、先生がね、私にこうおっしゃったの。

 

「この子のケースは自分の凝り固まった思考を変えてくれたものになりました。

学校生活を整える入口は何も右だけではない、左もあるんだ!ってことです。

 

基本、楽しいと思える居場所がひとつでもあれば、最終的には戻って来れる。

学校の入口は確かに勉強だけど、こっちの入口だっていいじゃないか!

 

生徒たちは自分にこういうことを教えてくれる存在です。

だから、僕は(教員は)大変ではあるんですが、辞められない!」

 

人の人生にはそれぞれ、色んなことで上手くいかないことがある。

でも、この学校は「どの子にも(そして母にも)、常に可能性が隠されている」

だから、いつも「諦めるな!」って先生が語りかけてくれる学校なんだよな。

 

最後に、広報の先生が語ってくれたことを紹介して、この探訪記を

終えようと思う。

 

「自分たち教員は命を削って、生徒たちに関わっています。

玉聖は、決して、生徒を見捨てない。

卒業しても、この子たちと私たちの関係はずっと続く。

 

私学の良さは卒業して終わりじゃないってことです。

(傷付いて)戻ってくれる子には出来ることがありますから…」

 

これね、本当なの。

私の大好きな引退なさった元教頭先生は最近、古希を迎えられたんだけど

宗教部の「さゆり会」っていう集まりのOG会の元生徒さんたち

(大学生から50代まで)にお祝いされていたの

(さゆり会は年2回くらい開催されるんだって)。

 

それはよくある話かもしれないんだけど

 

先生はやっぱり、そこでも、今現在、就活、婚活、子育て、病気

親の介護などの問題の中で傷付いている元生徒さんの話を

親身に聞いてらっしゃる。

 

そしてね、その元生徒さんたちの名前を憶えて、祈っておられるんだよね。

 

冒頭でも書いたけど、この学校では、自分じゃない誰かが、他人である

自分のことをすごく心配してくれて、「元気になぁれ」って

魔法をかけてくれている。しかも生徒には、その生涯に渡って。

 

ここの生徒さんは、そしてここの母たちは一生、母なる母校に

温かく守られていくんだね…。

 

数字で見る玉川聖学院
 
https://www.tamasei.ed.jp/   玉川聖学院HP
 
スクールモットー 神に対しては信仰、事に対しては希望、人に対しては愛
 
教育方針 1 かけがえのない私の発見
     2 違っているからすばらしいという発見
     3 自分の可能性、使命の発見   
 
女子校 (創立 75年目)
      
入学試験日 2/1 am  24科(38) pm 2科(37
      2/2 am   24科(38) 
      2/4 pm   2科(38
 
2/1 pm  多文化共生入試 
2/1 am  適性検査型入試 (38) 
 
( )内 日能研偏差値
 
面接あり 適性検査型入試のみ面接なし
 
5日制  土曜講座 なし
 
アクセス 東急東横線 自由が丘駅  徒歩6分
     東急大井町線 九品仏駅 徒歩3分
     
生徒総数 
中学 270名(1学年 30名前後× 3クラス)
高校 517名(1学年  40名前後× 45クラス) 総数 787
 
高入生 120名 とは 高1より同クラス  
      
教員数 
専任 53名(男性 22名 女性 31名)
講師 31名(男性  7名 女性 24名)
 
専任教師年齢層   60代= 11%・50代= 21%・40代= 23
 30代= 34%・20代= 11
 
ネイティブ  5名(内非常勤3名)
カウンセラー 2名(内非常勤2名)
 
高校募集 あり 
 
特進クラス  なし
 
習熟度クラス なし 
 
スーパーアドバンストコース あり
       
学食 なし
 
購買 あり(ローソンが出店)
 
携帯 許可制、校内電源OFF
(校内で使用していた場合は預かって、保護者に連絡の上、返却)
 
中学から他高校への進学者数(2018年4月)とその理由  8名 
 
不登校(含気味)者数  中学= 3名 高校= 4名) 
 
保健室登校  中学 14名   高校 14
      
大学進学者実績(卒業生 167名)2018年4月
 
大学進学 144名 短期大学 6名 専門学校 7
海外留学(進学) 0名  浪人 10
 
大学受験校数平均 約 510
 
主な進学先(2018年3月卒業生 167名)
(注)合格人数ではない実際の進学先
 
東京学芸大 1
 
慶應  上智   ICU   青学  立教
法政  学習院  津田塾  東女  明治学院   成蹊   武蔵  
など私大 143
 
看護・薬学系→
東京薬科   日赤看護  武蔵野  昭和 東京工科
東京医療保健   東京医療有明   など  13名 
 
 
内  人文科学系 47% 社会科学系 39% 自然科学系 14
 
指定校推薦枠(350名超)
 
主な指定校  東洋英和20 玉川17 明学16 青学15 実践女子11
大妻10 白百合9 桜美林8 成蹊6 フェリス6 共立6 
東京家政6 神奈川6 東京女子5 東京電機5 日本女子4 
東京農大2 など(青学はキリスト教推薦含む)
   
推薦入学者
 
学校指定校推薦  明治学院大学 14
                東洋英和女学院大学 12
                            成蹊大学         5
                            東京女子大学       5
                            青山学院大学       3
 
AO&一般推薦  青山学院大学      5
                            上智大学                  3
                            桜美林大学    3
                            清泉女子大学          3
                            東洋英和女学院大学  3
                            慶應義塾大学           2
                            立教大学               2
 
G-MARCH以上進学率(国公立大学と薬学部・医学部含む)
23在校生(2017年度卒業者数)13.8%であり現役進学者の 14.6% 
 
推薦者  指定校 65名 スポーツ 0名 AO 35名 
一般 28名 公募推薦 16
 
(2018年3月)






コメント

  1. ザビエルママ2018年9月8日 0:47

    りんこ様、大変御無沙汰しております。およそ3年前の娘の不登校から立ち直り、受験生となって今は、高校受験に向けて頑張っております。
    ようやくほっとしたら、今度は小学4年の息子です。夏休みの宿題を(ドリル系)全くやりませんでした。理由は、勉強が嫌いだから、とにかく勉強したくなかったそうです。先生から連絡があり、発覚しました。作文や絵などは、私と相談しながらやったので、大丈夫でした。『宿題は、きちんとやった』と嘘をついたのが、腹立たしい。もちろん、半徹夜させましたが、まだ半分程度。笑い飛ばしてあげられない私の度量が狭いのでしょうか?

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    1. コメントに気付かず、遅れてごめんなさい。
      そっか、お嬢さん、頑張っておられるのですね!よかった!!

      小4は猿だから、そんなものでは?
      見張りは必須だね(笑)
      おだてて木に登らせようとしても登らないから
      怒鳴り散らして、登らせるってのは
      デフォだと思います~!

      宿題、終わってますように(祈)

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