高3母の嘆きに対するお答え


今年もほぼ大学受験の結果が出揃いました。


なんでだか今年は高3母の嘆きのメールが

沢山、舞い込んでおります。

ほぼ同じような内容です。

 

そのひとつを貼ってみます。

 

「長男(3)のことでご相談です。

長男、大学受験惨敗し、浪人決定となりました。

 

本人は、それなりには勉強していましたが、

必死さに欠ける部分もあり、どこかで受験を

甘くみていたようで、それが1番の敗因かと

思います。第1志望だった中高に通い、

仲間にも恵まれた6年間。一緒に頑張ってきた

仲間は、今年はとても結果が良く、国立早慶が

ほとんど(厳しい受験と覚悟して臨んだからだと

思います)、浪人はクラスで数人

 

羨ましいやら情け無いやらで、今は、全く

息子を応援できません。

 

りんこさん、キレイゴトではなく、

りんこさんならではの切り口で、この時期の母へ

アドバイス頂けたら嬉しいです。

よろしくお願いします」

 

同じ類の質問が沢山、来ています。

30日の二次会にいらして頂く方には、そこで

直接、個別にお話させてください。

 

来られない方で、同じようなお悩みの母

沢山おられるので、ここでまとめて

書かせてください。

 
2020年問題と私立大学定員厳格化の大波が

押し寄せたため、ものすごい激戦になった

大学受験ということは母たち、実感しておられる

と思います。

 

各中高一貫校でも進路進学担当は頭を抱えて

おります。

 

普通の年ならば早慶問題ないとされている子が

MARCHで苦戦の状況なので、その余波が

日東駒専に来て、全く読めなくなっております。

 

浪人できないので、安全確実思考に傾いて

いるわけです。

 

そういう現状があるので、厳しいなっていう

実感が溢れているのが去年、今年の傾向です。

 

その煽りを受けての大学付属校人気ですし

高大連携を取る学校が隆盛ですし

学校推薦・AOなどで決めようとする生徒が

すごく増えている印象があります。

 

学校自体も青学に代表される「青田買い」で

学生確保を目論んで、次々と系列校にしてしまう

戦略を取っている有名大学もあるので

一般枠がドンドン少なくなっているという

傾向が近年、続いているのです。

 

それを踏まえて、私の勝手な感想を言うと

「だから、何?」なわけです。

 

そもそも、大学に何しに行くんだ?って

ことなんですよ。

 

親があれこれ言うのではなく、子ども自身が

「これこれこういう理由で大学に行かせてほしい」

って言うのが筋で

 

最初から「大学ありき」って言うのも、なんか

違うなって思うんですよね。

 

私たち、一貫校の母は「大学、しかも有名大学に

行くことが当然で、それが生涯のパスポート」

的な感覚があると思うんですが

 

今、そういう時代は過ぎたなって実際、思います。

 

社会に出て、仕事をするようになると

出身大学名を聞かれること、まずなくないですか?

 

それよりも「仕事を一緒にやりたい!」とか

「信頼に値する」っていうことが、会って恐らく

5分もすれば、社会経験を積んだ大人なら

わかってしまう。

 

この人間性の方が最優先ですが

 

確率の問題で、そういう人は有名大学出身者の

方に「出玉」があるってことだけだと思います。

 

では、どうするのか?ってことですが

 

子どもが自らの精神年齢を上げる方が先ですよね。

 

「自分の人生、どうプロデュースしていくの?」

っていう「気付き」を持つってことですよね。

 

これって、親が「やいのやいの」言ったら

絶対に考えられないんですよ。

 

「そんなだらけた態度で将来、考えてるの?」

「特進組の生徒の河合平均はすごいらしいのに

お前ときたら!」とか

 

「どこにも入らないなら、お前は将来、

ホームレスで野垂れ死にだな!」

 

なんてことを、親の思うとおりにならないから

親が平気で言ってしまう。

 

これは鼓舞することにはならないどころか

将来を捨てろ!と言っているようなものです。

 

私は最近、仕事でクリエーターとか

社会にムーブメントを起こしたいとする若者を

目にする機会が頻繁にありますが

 

その人たちは親が働いて学費を出してくれて

いることに感謝はしていますが

 

親がこう言ったの、ああ言ったのっていうのは

聞いたことがなく、むしろ、何も言わなかったと

ほぼ全員が言い切ります。

 

言うとしたら「大丈夫、何とかなる」とか

「今の挫折は無駄じゃない」ってことだけの

ようです。

 

余計なことを言っていないし、親が不安をぶつけて

いないんです。

 

さらに言えば、私はイノベーションを起こすほどの

若者たちは苦労して育っているのを実感しています。

 

片親だったり、貧乏だったり、病気になったり

とんでもない苦労をしたりっていうようなケースが

多いんですね。

 

「普通でいいのよ、普通で!」っていう恵まれた

環境におられるからこそ、奮起しないわが子に

怒りが湧いてくるんだと思うのですが

 

ならばこそ、浪人した方がいいと思います。

 

浪人は多分、苦労知らずで育った子への

神様からのギフトかもしれないです。

 

一回「無所属」という、どこにも所属できない

未来が見えない時代を過ごすべきだと思います。

 

ここで「気付けば」、先ほど、申し上げた

イノベーションを起こす方のメンバーに入れますし

気が付かなければ、それなりですよね。

 

でも、これは先ほど申し上げたように

親が言ったら、ドンドン、違う方向に進みます。

本人の気付きがないとダメなんです。

 

18歳成人がまもなくスタートしますが

20224月)私たちは、子育ての過程で、

もうそれこそ耳タコなくらい色んなことを18歳までに

我が子に伝えているはずです。

 

本来ならば、大人なので、ここで「自力でがんば!」

ってことで切り捨てないといけないのですが

 

日本人は世界の中でも甘ちゃん人が多く

しかも、その中でも一貫校生はかなりヤワです。

 

私の実感としては同じ学校でも一貫校生の

下位3分の1は、特に男子は30歳成人説になると

思います。

 

それだけ「気付き」に時間がかかるんですね。

 

「30までめんどうをみるのはご免よ!」って

思うならば、ここであーだこーだ言うなかれです。

 

医学部医学科と東京芸大を除いて「多浪はなし。

予備校代は1年限り」とだけ言い渡し

後は子どもに任す。

 

これを怖いけれども、やれた親順に

親自身が健やかな毎日を送っています。

 

それには、提案があります。

 

親は自分の道を考えるってことです。

健康寿命から自分の年齢を引いてみて

本当に自分が人生をかけてやりたいことを

逆算していく、ないのなら、今、考えるって

ことをやる方が好循環になっていきます。

 

アラフィフのある人は今年からソフィアの聴講生

になり将来のライフワークに向かって進み始めます。

もちろん、社会人大学なので働きながらです。

 

ある人は実際にFP資格を取り、開業しました。

 

皆さん、子どもが浪人時代にやっています。

 

子どもに構えば構うほど、子どもは自立には遠く

気付けば子どもは30歳。自分の健康寿命までの

カウントダウンははっきりと迫り、さりとて

やりたいこともなく、子どもと自分は共依存。

 

そんな人が沢山います。

 

今が分かれ道。

あなたが、まず、やりたいことを声に出して

実行してみてください。

 

これには、ある程度は経費がかかりますから、

「これに使うので、子どもであるあなたの分は

これしか出せない。でも、大学までの教育費は

保証する。その先は知らない」という経済的な

ことをきちんと話した上で、黙るってことです。
 

 
自分の夢も分かっていないのに、子どもの
未来を憂いて、説得力ありますか?

 お子さんが夢の仕事に就いたという友人が
 
自らの子育てを「放置放牧、要観察」と


言い切りました。

 

高校生以上で子育てがうまく行っていないと

悩む母は、放置放牧・要観察の意味をじっくりと

考えて、実行する。

 

>羨ましいやら情け無いやらで、今は、全く

>息子を応援できません。

 

息子さんはまだ先の未来がありますが

あなたにはさほど残されていません。

 

他人と比べている暇はないです。

急いで、自分の人生を全力で考える。

 

これが、結果、あなたのお子さんを救う道

なのだと私は思っています。

 

 

コメント

  1. りんこさん、とても暖かいメッセージ、嬉しく、涙付きで拝読しました。本当にありがとうございます。まだ気持ちが落ち着かず、うまくお礼の言葉もまとめられない状況ですので、取り急ぎ、感謝の気持ちをお伝えしておきます!!

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    1. はなちゃん、勝手に書いてごめんね~。
      子どもを育てて18年くらい経ってくると
      それまで「死なせちゃいけない」とか「世間様に
      ご迷惑にならない子にしなければ」みたいな
      呪縛で毎日、頑張ってきた母たちが
      フト、虚脱状態になる時が来るんだと思う。

      疲れがコップからあふれたみたいなね。
      うまく行っていれば感じないことでも、そうじゃないと
      「なんでなのかなぁ…」って虚無感に襲われる
      ことがある年代なんだと思うよ~。

      これで介護とかが入ってきやすいから
      もうドンドン疲れていくんだけどさ

      でもね、不思議なもので、またメキメキと
      力が入る。その時はいい感じで力も抜けていて
      必要なところに力が入るイメージだから
      今より、本当に楽になるよ。

      多分、これがいわゆるひとつの更年期なんだとみた。
      暗闇の中の嵐はいつまでも続かないから
      夜明けをお楽しみにね!

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